テッセンの縛り5 微裏

名前を呼ばれると心臓がバクバクとしてくる。ほんとに、ほんとに好きなのだ…この男は自分のことを。
やっと、やっと手に入れたのかと思い彼の手を握る。すると、何を思ったのかツッーと手のひらを彼の爪がなぞってきて思わず声を上げる。
「っんあっ、なんだっカリグラっっ」変な感覚が背筋に走ってしまう、それこそ行為の最中に背中をなぞられながら中を突かれるような感覚が。
「…悪いな、イタズラしたくなった。仕返しだ。」ほらやはり!!、倍返しが来たな!。
「っ、それは悪かったからっ…そのっ……沢山してくれ。」ならやっと、やっと言える。彼にもっとして欲しいと、もっと自分のことを食べて欲しいと。
「…構わんぞ。」そう言うと同時に、最初は触れるようなキスから次には口付けられる時間が少しづつ長くなってきた。
軽く触れてるだけなのに、脳が痺れてくる。カリグラからのキスは麻薬のようだ。重なる時間が長くなる度、呼吸が少しきつくなるがそれすらも愛おしい。
「…っん…」自分からも動いて、彼のに重ねる。愛おしげに受けいれてくれて、嬉しいとなったと同時にヌルッとした感覚が口の中でした。
カリグラが自然とラディッツの隙間に気づいて、舌を入れてきたのだ。
「ッんん!?」ぴちゃっぴちゃと、唾液から響く音が聞こえてくる。カリグラの少し長い舌が口内を犯してきて、ラディッツの舌を絡め取り軽く吸ったりまた絡めては撫でてくる。
やばい、もうこれはと思うと時すでにおそく自身が興奮してるのがわかる。
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