花籠14

「…そうだな、俺の落ち度だ。すまんな、猫ちゃん」拭き終えたのかバスタオルをもち、魔の手たちは下がりカリグラが両手を広げる。ラディッツはむすりとしながらもカリグラに抱きつくとあっさり抱き抱えられてベッドへと運ばれて共に寝転がる。
彼の赤い目と目があい、ラディッツはゆっくりと擦り寄りそっと口づける。
「…寂しいッ、寂しかったぞ」
「悪いなぁ、昨夜もあんなに抱いたからちと風呂にとな」
「必要ないくせにっ」
「ああ、だが…風呂上がりの俺を見るのお前好きだろ?」それを言われたら何も言い返せないではないか、とラディッツは頬を膨らませるとその膨らんだ頬をカリグラは優しく突っついてくる。
可愛い、といい額に口付けてきて布団ごと自分を抱きしめてきた。
「ほら抱っこだ」
「……ぅん」カリグラ、カリグラはここにいる…あんな夢みたいに離れていない。ずっとずっと、ここにいるんだ。
顔を向かい合わせてキスしてみればカリグラからもお返しだとされて首元にもキスマークをつけられていく。ぐずっと泣きながら受け入れていけば、涙も舐め取られて俺はここにいるぞと抱きしめられた。
「…悪い夢でも見たか?、猫ちゃん」
「…すこ、し……っ」
「そうか、辛いなぁ。…だが俺はここにいるぞ?、お前をよその男なんぞにやらんし死にもせん」
「……っわかっ、てるが…その変にリアルで…」
「疲れてるのかもな…、一旦先ず飯を食え。それとも俺から、食べさせてもらいたいか?」
「っ!?、じっじぶんでたべる!!!。オレはおとなだぞ!」
「あんなにグズグズ泣いて、俺にグズるやつがかぁ~?。ほらほら、それならば飯を食べていくぞ」食べるわッッ!、とラディッツはカリグラの言葉にムスッとしながら起き上がりリビングへと向かっていく。
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