花籠14

いつ頃からかは分からない、不安が出てからであろうか?。あるいは…花吐き病が再発してからなのか。
悪夢を見るようになった。内容は様々なものだ、小さい頃の孤独を感じてた時。悟空を見て沸き立つ憤怒、それこそ一時期カリグラが少し話していた怨霊と呼ばれるものになれそうな程の。
…いちばんきついのはカリグラとわかれるような夢だ、彼が封印されたりすること。そして自分は絶望に打ちひしがれて何も出来ずに殺されてしまう、カリグラを追い求めたいのに追いかけたいのに。…あとは、知らない男の元に監禁されること。どうせならカリグラにされたいのに。
「………はぁぁ…」どれもこれも、ふとした時に昼寝や軽く寝た時に見るものたちだ。なんで、こんなものを?と思いながらラディッツはため息をつきムクりと布団から起き上がる。
再発して以来、PQにはあまり出かけていない。急に吐き出したりしてしまえば敵にすきをつかれてしまうから、カリグラからもあまり無理するなと言われて今は最低限の運動としてカリグラと軽く手合わせをしたり時々様子を見に来てくれるターレスたちと戦ったりだ。
「…あまり、迷惑をかけたくないなぁ……」カリグラに、彼も自分が休みの時はよく共に居てくれるがどうしても来て欲しいと言われた時はしぶしぶと時の界王神の元に行きさっさと任務を終わらせてくる。
その度にラディッツは一人になり、心細く待っている。オレもカリグラと任務に行きたいのに、となりながら自分の膝を抱え込む。
「…けほっけほっ!」寂しい、寂しい、淋しい、カリグラ、カリグラが…カリグラが欲しいのに。だかれてるあいだが一番幸せだ。隙間なくくっついて、カリグラに食べられてるあの時が。
竜胆の花を吐き出し、ああそう言えばこれカリグラの誕生花でもあったなとぼんやり思い出す。
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