ラディッツはおどろき、耳をペしょりとさせていたが自分と似たしっぽと耳に興味を示し絡みつこうと飛びつく。
「にぃ！にぃぃ！！（しっぽ！みみ！！）」
「はぁぁ！？、なっなんだよ急に！。…グリムの兄弟か？？、監督生たちがどこに行ったか」
「うに？（グリム？？、オレにそんな兄弟はいないぞ）」
「違う、のか…？。似た感じの猫に見えるが、おい名前言えるのか」
「にうにう…にーー（ラディッツ、…アスラと話してたら道に迷ってて）」
「ラディッツ……、聞いたことない名前だな。アスラって、あのディアソムニア寮長のとこのか」
「俺はジャック、サバナクロー寮生だ。…誰か探したりしてるのか？」
「にう！……にゃうにゃんにゃん（ジャック！……カリグラを、探してる。オレの恋人）」
「恋人！？、魔獣なのか…？。いやまて、カリグラ……カリグラ…なんか聞いたことある名前の気がするぜ」
「んにんにんにゃう（リリアとマレウスとは知り合いだぞ！）」
「マレウス先輩たちと…！？、それかなり有名なやつじゃないか……ディアソムニアの付近なのかとりあえず庭園周辺をさがしてみるか」ジャックはラディッツのことをひょいっと軽く抱えて、歩き始めた。人の時の自分よりジャックは小さく見えるが体はしっかりしている、彼は獣人と呼ばれるものなのだろうか？。
しっぽの触り心地も良かったし、見た目によらず結構丁寧で優しい男なのかもしれない。
「ふにーー…（ヴィルってやつもだが、ここ優しい人多いな…）」
「優しい…優しい……、あまりいないと思うが。マレウス先輩やヴィルさ……ヴィル先輩は確かに優しいと思うぜ」
「アスラ先輩は、ここではある種有名な性悪だしまぁ実力はそれなりにあると聞くが」