テッセンの縛り4

皇嵐同担拒否というか、ガチガチのヤンデレだから。
確かにラディッツも時折面倒い彼女のようになるが、こんなに可愛い仕草をするのなんだ??。一体何が違う、あのバケモンと。
「寝てるのか?」もう一度声をかけるが、より丸くなるだけ。おいほんとにお前は猫かという。
一応、軽く着替えるかと鎧を外し浴衣へと着替えるがラディッツが布団から出てくることは無い。
仕方ない、と軽く帯をしめて布団をすこしめくると顔を赤くしたラディッツがそこにいて思わず微笑む。
「かっ、勝手にあけるな!」
「それ、俺も使う布団なのだが?。」するり、と近くによればまたラディッツの顔が一段と赤くなる。ああ可愛い、そうやって照れて。
「なんだ、寂しがってなかったのか??。」
「あいつといたからっ、寂しくは無い…!」目を逸らしながらラディッツはいうが、強がってることは少し震えてることが分かる。ほんとに気まぐれな気分屋な猫めとカリグラはおもい隙をついて隣へとはいる。
「そうか、俺は…少し寂しいと感じたがな。」これは本音だ、密かに思っていた。猫と離れた飼い主が思うことかもな、とおもいつつ。いまあいつはどうしてるかとか、彼の髪の毛に触れたいとか。
優しくラディッツの髪の毛に触れる、壊れ物に振れるようにああやはり彼と自分のとじゃ違う。色も感触もラディッツの方が硬いな、と思うがそれすらも愛おしい。
「なっ、何だ急に」
「触れたくなった。」抱きしめていいか、と彼に言うとアワアワとしつつ良いといってくる。
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