テッセンの縛り4

「おや、お帰りなさい。」ナエの自宅へと戻ると、夕食の準備へと取り掛かっていた。
「ああ、少し長く話しすぎていたか」時刻を確認して、これはギリギリに戻ってきたなとカリグラは認識する。
ナエの方は相も変わらずご老人は話が長いですね、と言葉を放ってきた。
「…お前もだろ、ナエ」
「僕はそこまで話すことないので、あなたとしか。」
「それもそうだな、さて猫の様子はどうだ?。」
「ああ、あの人なら今日もラディさんと色々話して……なんか顔を赤くして戻ってきましたよ。」また爆弾発言でもされたのでは?、とナエはいいカリグラはその言葉にわらう。
「ハハハ!、さすがあいつの娘だなぁ。あの猫をそこまで追い詰めるとは…、いやはや面白い。」今度やつにプレゼントしないとな、といいマントを外し自室へと向かう。
さて、部屋の扉を開けたらどんな顔が見れるのか。非常に楽しみだ、あいつがやけに最近積極的なのはラディの後押しなのはわかる。今回はどうか、朝方あのようにキスしてきたのだからと宝箱を開けるような気持ちで扉を開けた。
やはり……、扉を閉じて先の方を見るとラディッツが猫宜しく布団の中で丸くなってる。傍から見ると不気味だろ、大男が布団に丸まってるなんて。
「お前…ほんとに猫だな。」率直な感想が出る、本当に猫だ。気まぐれな、サイヤ人では無いなと心の中で思う。
いやほんとに俺のラディッツと何が違うんだ?、と素直に思う。やつなら即刻『よし死ね!ジジイ!!』と攻撃してくるだろう。
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