テッセンの縛り4

「…俺のラディッツの娘さ。ラディ…やつは神気も使えてる、しかも選別もできている。」破壊していいものとしてはならないもの、家族が関わるとキレて止めづらいが基本冷静な女だ。
未来が楽しみな女でもある。
「あぁ!、あのお方の…」ウイスは思い出す、少し話したことはあるが確かに。身勝手の域にも行き、ベジータがおさえようとしてる我儘のにも到達しそうな女。
「確かに生まれもありますし、いいでしょう。問題は…母君の伯父ですが。」
「………あの悟空の姪か」
「候補者として奴ほどいいものはいないと思うが?、オマケに今ならこの俺がやつのことを育てよう。」悪い話では無いだろ?、とカリグラは微笑する。
ビルスはその言葉に確かにね、と金色の瞳を細めてウイスと声をかける。
「はいはーい、では後でお会いになられましょうか。」
「…視界には入れて上げるよ、僕的にはその妹も気になってたからね。」
「お目が高い、どちらともオススメするぞ?。」では俺は帰るぞ、と立ち上がる。
「もう帰るのかい、も少しいるかと思ったよ。」
「あまり長居してるとあの猫が拗ねるからなぁ…」
「え、君と彼付き合ってないよね??。」ビルスは思わぬ言葉に驚き聞き返す。
「そうだが?、付き合ってないぞ。」付き合ってない男にそこまで気を遣うのか、とビルスは驚く。あのカリグラがマイペースの極みと言っていいほどに生きてきた男が。
「あのさ、カリグラ…君普段ならそんな事しないよね。」
「ん?、ナエとかにはするが怒られるからな。」
「うん、じゃあラディッツのは?」
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