魔法の国の話(クロスオーバー)2
「……話、とはアスラのことじゃな?」少し薄暗い空の元テラスへと出て、リリアの方から口を開く。カリグラも防音壁魔法をだしてそうだとラディッツを撫でながら答えた。
「…にう?(あの性格悪いやつ?)」
「……そう、じゃな。あやつは性格が非常に悪い……そしてやつがシルバーに強く当たる理由もあるのじゃ」
「お前がどうやらシルバーと話しそうだからなぁ、先に告げておこうと思ってな。シルバー…あれは剣の国の王子だろ?あの国はとっくの昔に滅びたはずだ」
「やはりお主は気づいたか、カリグラ。そうじゃ……シルバーは、夜明けの騎士とレイア女王の子供そしてマレウスの親の仇の子じゃ」
「にっ?(は?)」ラディッツは突然のリリアの言葉にびくりと反応して驚く、シルバーが……?。マレウスの親の仇??、マレウスは確かに親を失ったと話していた。だからおそれおおいがカリグラのことを少し親代わりとしてみているとも。
『僕は救われた』、そう彼は自分に話してくれていた。あのシルバーが??、マレウスの親の仇?。
「…やつを見た時に感じた、昼の妖精の加護の証とあの瞳の色でな。そして……、やつは少しだ。ほんにすこしだがアスラの親の…力を感じる、それも奪い取ったあとのな。契約者たる俺が間違えるわけが無い」
「……」
「リリア、きさまの行動を非難するつもりは無い。なぜやつを生かした?、レヴァーンやマレノアの仇にしてアスラーンの……お前たち夜の眷属や妖精全ての親たる存在をけしかけた一族のものだぞ」
「話せば長くなるが…お主の恋人にもわかりやすく話をしよう──」リリアはゆっくりとシルバーをひろった経緯と今まであったことを話した、その中には人間と妖精の争ったことについてもありアスラがかつて皇太子だったこと彼の親は己が生んだ弟のような存在に倒されたこともあった。
「…にう?(あの性格悪いやつ?)」
「……そう、じゃな。あやつは性格が非常に悪い……そしてやつがシルバーに強く当たる理由もあるのじゃ」
「お前がどうやらシルバーと話しそうだからなぁ、先に告げておこうと思ってな。シルバー…あれは剣の国の王子だろ?あの国はとっくの昔に滅びたはずだ」
「やはりお主は気づいたか、カリグラ。そうじゃ……シルバーは、夜明けの騎士とレイア女王の子供そしてマレウスの親の仇の子じゃ」
「にっ?(は?)」ラディッツは突然のリリアの言葉にびくりと反応して驚く、シルバーが……?。マレウスの親の仇??、マレウスは確かに親を失ったと話していた。だからおそれおおいがカリグラのことを少し親代わりとしてみているとも。
『僕は救われた』、そう彼は自分に話してくれていた。あのシルバーが??、マレウスの親の仇?。
「…やつを見た時に感じた、昼の妖精の加護の証とあの瞳の色でな。そして……、やつは少しだ。ほんにすこしだがアスラの親の…力を感じる、それも奪い取ったあとのな。契約者たる俺が間違えるわけが無い」
「……」
「リリア、きさまの行動を非難するつもりは無い。なぜやつを生かした?、レヴァーンやマレノアの仇にしてアスラーンの……お前たち夜の眷属や妖精全ての親たる存在をけしかけた一族のものだぞ」
「話せば長くなるが…お主の恋人にもわかりやすく話をしよう──」リリアはゆっくりとシルバーをひろった経緯と今まであったことを話した、その中には人間と妖精の争ったことについてもありアスラがかつて皇太子だったこと彼の親は己が生んだ弟のような存在に倒されたこともあった。
