テッセンの縛り4

「それなのに、どうしてわざわざここにいる為のを作ろうとしてるんだい。」しかもあのラディッツ、とかいう男。
「君の正式な器でもないだろ、ベジータからも聞いたよ。なんでも孫悟空の兄のじゃないか、弱虫とか「おい」!?」カリグラの目がとたん冷めてビルスを貫く。
「それ、今言うなよ?。」ビルス、と。静かに冷たく氷点下のように。
ビルスはその様子を見て、もう絆されてるじゃないかとためいきをつく。そして久しぶりにこの怒りのカリグラをみたなと。
「あー、分かったよ。君なりに理由があるのだろ?、カリグラ。」
「カリグラさんがただ一人の人に振り回されてる、というのは乙で楽しいものですからねー。あの皇嵐様以来じゃないですか。」ウイスは楽しげに話す、明らかにこれは野次馬根性だなとカリグラはおもいまたためいきをついた。
「…俺も久方ぶりの感覚に驚いてるがな。」
「君をそこまで悩ませるのは、ある意味大物かもね。どうせろくな事じゃないだろうけど。」
「威厳ある神が偏見かぁ?、ビルス。」
「どうせ君のことだ、その悟空の兄に対してどういじめてやろうかとか自分が気になり始めてるが振り回されるのは癪だから向こうから告白させようととかだろ?。」ろくな事じゃないだろ、といいつつビルスはいちごアイスを食べる。
「おお、珍しくだいたい正解だ。」カリグラはあからさまに身振り手振りを大きくしオーバーリアクションをする。
それに対してビルスはホント君はいつもイラつくこと言うね!と怒った。
「ほら、やはりろくな事じゃないじゃないか!。」
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