テッセンの縛り1

「明らかにカリグラ様を見る目が恋する乙女ですから。」しかもめんどくさい彼女のように、あの方が破壊神と話してた時拗ねてたでしょとトドメの言葉が刺さる。
「あっ!、あれはだな!!。カリグラの……過去を…」ああそうだ、嫉妬してるしきつい。カリグラの過去を知ってなおかつ仲良くするヤツらが、特にカリグラの深淵がわかる人たちが。
ベジータにも嫉妬した、カリグラと彼が話してて
『キサマは、ただ強さが欲しいという訳ではなさそうだな。』全てを追い求めて、極めるカリグラに対しての言葉。単純なようでは単純じゃないもの、カリグラについて言った時の言葉に嫉妬した。
『オレの方がいるのに』、と。
「…ほら、分かりましたか?。そんなの猿でもわかるほど嫉妬してますよ。」
「さっ、刺さるな……ナエはオレがカリグラのことを考えてると吐き出したから分かったと?。」ええ、とナエはうなずく。
「おおかた面倒なものを相談しに来たのだろ、とわかってましたから。」
「うっ…、相変わらず容赦ないなおまえ。」
「僕は思ったままを話しただけですよ?。」
「…それで、治療はどうするんだ…」簡単ですよ、理論はとナエはため息をつきはなす。
「片思いからなる病気、とは話しましたよね?。だから…反対のなんですよ対処は。カリグラ様と両思いになることです。」
「…は?」カリグラと両思い…??、カリグラと?。
「いや、そんなの無理ではないか」カリグラは既に好きなやつがいる、2000年もずっと惚れてる女が。
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