テッセンの縛り4

だがダメだ、すぐ伝えるのはそんなのつまらないでは無いか。どうせなら、ラディッツのもう少し苦しんだ顔や積極的さを引き出させたい。
「(まただ、食べるのはまだあとだ)」ああ最高に美味い果実を熟すのを待つ気持ちだ。
ーーー
フラフラ、とカリグラはまた外へと出た。
ラディッツの方からは少ししょげられたが、待たせるのも乙というものだ。
「久しいなぁ、ビルスにウイス。」竹林エリアのほうに2人がいた。カリグラはそのけはいをかんじとり、ここへとでてきたのだ。
「おや、お久しぶりですねーカリグラさん。」
「カリグラ…、君まだこんなとこに居るの?。」遊戯がすぎるよ、とビルスは苦言してくる。カリグラはそれに軽く笑い、暇つぶしにはいいからなぁと返事をする。
「ところでお前たちは…何をしにここに来た?。」近くにある岩へと腰かけ、カリグラは2人に問う。
「暇つぶしですよ!、暇つぶし。」
「君がいるし、あとは……あの方の子達の様子も見にね。」ビルスは焼き魚を食べながらカリグラにいう。
そうか、皇嵐はそういえばこいつらにも頼んでたなとカリグラはふと思いなるほどなと返事を返す。
「それに、君の親友だっけ…ガイウス。あれがうるさいからねー、君のこと上の方から隠せと。」破壊神の仕事でもないのにね、とビルスはいうがしっぽが揺れてるあたりそこまで煩わしいと感じてはいないのだろう。
「そうかそうか、なに俺と手合わせでもしたいのかとおもってな?。」
「オーホッホッホ!、ビルス様があなたにかなうわけないでしょ!!。」
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