魔法の国の話(クロスオーバー)

『力みすぎるな、風の流れに乗せて……そう衣を広げるように力を広げて…空間を包むよくやったな』マレフィシアが忙しい時には彼が教えて、そして王としての心得も彼が教えていた。
マレウスはその度に彼へとなつき、幼なじみの男にまでカリグラのことを話す始末。
『…リリア、僕は……あの方のようになれるであろうか』
『そうじゃなぁ…、頑張ればであろうか。カリグラのようになるには1000年でも足りんかもしれんぞ?』そんな話をして100年近く、彼のように人間を知るのも悪くないとマレウスはいいナイトレイブンカレッジへときた。おまけに口調までも近しくするようにと真似始めて。
やれやれ、本当に分からないものだ自分も人間を育てそしてマレウスの事までとなるのだから。
「カリグラから笑われそうじゃなぁ…」それにしてもあの男、あの女神のことを落とせたのだろうか。今度会う時に聞こう、とリリアは教科書を閉じてネトゲの世界へと向かった。
──
「ベリージュース、か……」ラディッツと巷で有名なカフェへと来て、カリグラはぼんやりとメニューを呆けて眺める。
お前は座ってろ!、と言われて隅の座席へと座り席にあるメニュー表を眺めていると懐かしい言葉が目に入りぼんやりと呟く。
「アイツらはどうしてるか……」そういえばここ向こうで言う数年下手すれば数十年以上行ってないかもしれない。
ポックリ逝ってしまい、2000年封印されていた。あちらの世界にはバラバラな時代で向かっていたからなぜいないのだろうかとぼんやり思われているかもしれない。風の噂で自分のことを聞いているかもしれないが。かつての旧友…リリア、あいつとは少し価値観が似ていて話していたが。はてさて、今頃どうしてるかマレウスのことも気になる。
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