魔法の国の話(クロスオーバー)
「なんだよ、油断すんなって言う話か?」
「…そうだな、人間とは不思議なものだ。俺のとこでも千年に一度……その位の頻度で天才と呼ばれるものたちが生まれる」ベリージュースを取り出し、魔法でグラスへと注ぐトクトクと音を鳴らして鮮やかな赤が中身を満たしていく。
「…いわゆるおとぎ話の"主人公"と呼ばれる者たちさ、リリアお前たちの世代で人間の間にそのようなものが生まれてもおかしくない」
「…主人公、ねえ。そいつとは是非お手合わせ願いたいものだ」
「やめておけ、あぁいうやつらは因果から抜けない限り勝てれることはない。…俺のように全てから逸脱しなければな」カリグラの言葉に真面目に返されたとわかり、舌打ちをして近くへと向かう。この男が言いたいことはわかっている、…現在妖精族と人間で争いが起きている。
現在は妖精が有利とはいえ、人間というものは油虫のように湧いてくるもの。自分たち軍部の間でももしかしたら数十年後には…という話までも出ている。カリグラはそれをわかって話してきたのであろう。
「…けっ、天才様には全てわかるってか?」
「まぁな、…それなりの付き合いからの忠言だ」
「覚えておいてやるさ、お前からいわれるのはかなりヤバいってことくらいわかる」いつの間にか腰かけていたカリグラの真向かいへと座り、出された土産のツマミを一口放り込みながら答える。
ゆらゆらとグラスに入れたベリージュースを眺めながら話し相手の赤い瞳を見つめる。キラキラと紅玉のような輝きを持つ男、これが元は人間だということなんて信じられない。
…だが己と同じく荒れた地で育ち、軍部の上層部へと成り上がり王へとなったのだ。これは紛れもない事実、忠告は覚えておこう。
「…そうだな、人間とは不思議なものだ。俺のとこでも千年に一度……その位の頻度で天才と呼ばれるものたちが生まれる」ベリージュースを取り出し、魔法でグラスへと注ぐトクトクと音を鳴らして鮮やかな赤が中身を満たしていく。
「…いわゆるおとぎ話の"主人公"と呼ばれる者たちさ、リリアお前たちの世代で人間の間にそのようなものが生まれてもおかしくない」
「…主人公、ねえ。そいつとは是非お手合わせ願いたいものだ」
「やめておけ、あぁいうやつらは因果から抜けない限り勝てれることはない。…俺のように全てから逸脱しなければな」カリグラの言葉に真面目に返されたとわかり、舌打ちをして近くへと向かう。この男が言いたいことはわかっている、…現在妖精族と人間で争いが起きている。
現在は妖精が有利とはいえ、人間というものは油虫のように湧いてくるもの。自分たち軍部の間でももしかしたら数十年後には…という話までも出ている。カリグラはそれをわかって話してきたのであろう。
「…けっ、天才様には全てわかるってか?」
「まぁな、…それなりの付き合いからの忠言だ」
「覚えておいてやるさ、お前からいわれるのはかなりヤバいってことくらいわかる」いつの間にか腰かけていたカリグラの真向かいへと座り、出された土産のツマミを一口放り込みながら答える。
ゆらゆらとグラスに入れたベリージュースを眺めながら話し相手の赤い瞳を見つめる。キラキラと紅玉のような輝きを持つ男、これが元は人間だということなんて信じられない。
…だが己と同じく荒れた地で育ち、軍部の上層部へと成り上がり王へとなったのだ。これは紛れもない事実、忠告は覚えておこう。
