花籠11

自分に優しくしてくれる時もあれば、このようにいじめてくる。おそらく生まれつきの根っからのいじめっ子気質なのだろう(絶対に)。
「もっ!もう!!とにかくオレは行くからな!?」
「そうかそうか、……また夜にな」ふらついてしまった所、腰を抱きしめられて支えられる。それだけならまだしも耳に口を近づけてきて甘い疼きが体を駆け巡るような低い声で囁いてくる。
ラディッツはそれにふるりと震えてしまい、腰が崩れそうになりぎゅっとカリグラのわ服を掴みしがみつく。
「相変わらずっ、色っぽい声で言うなっ」
「猫ちゃんに意識してもらいたいからな」どきどきと高鳴る鼓動を抑えながらラディッツは扉を開けた。
──
リビングへと向かう途中でもカリグラはちょっかいを掛けてくるし、未だ若い自分がいるということも忘れたかのように振舞ってくる。
アピールのためなのか、なんなのか……それすらも分からない。
リビングにつき、あたりをみれば少しだけタバコの若いカリグラの匂いがしてくる。
「えっ、もう起きて……!!?」いない、あるのは匂いだけ。左右見回してもいない、でも匂いはある……そうしてるとカリグラはあーぁと言った。
「あのバカ、外に行ったな」
「外にッッ!!???」何をしに!?、なぁ!なぁ!!!とラディッツは毛をぶわっとさせてカリグラのことを見る。なんで、朝は朝でもそんな遅い訳でもない。
ちゃんと寝れていたのかとも気になるし、ご飯も食べれたのだろうか?。またタバコだけ吸って……と有り得る、ああナエはちゃんとそばに居るのだろうか。せめて彼がいないと──
「(滅ぶ!コントン都が何も無かったかのように滅ぶっっ!!)」汗が滝のごとく垂れていく、カリグラはそれにやってしまったなとボヤいてるがそれなら止めにいけ!。
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