マンチカン猫ちゃん!

「にう(失せろ、本気で。殺されたくないならばな)」
「黒猫さん……瘴気、でてるよ?」ぞわわっ、とラディッツのまわりから赤黒い瘴気が出てきて小さい黒い手がうごうごとうごいている。
お市はさすがに、と思い頭を撫でてやるとラディッツはごろごろと喉を鳴らし始めておちついた。
「にゃう~(落ち着く)」
「嫉妬する姿は乙女だが……言ってる言葉でやっと男だとわかるな」
「にゃうう!にゃんにゃん!!(なんだと!オレは男だぞかすがさん!!)」
「義輝と並べたら、やっと自分の乙女っぷりがわかるんじゃない?黒猫ちゃん 」
「ふしゃああ!(黙れ!毒蛾!!。ほんとこいつ嫌いだ!)」
「あらあらー、それだと自分が女だと認めてるようなものよ♡」
「京極様…、ラディッツ様へのお戯れはそこまでに」
「つまらないわねぇ~、妾は少し遊んでるだけなのに」
「(まつさんがこのなかで癒しだ)」もちろんまもってくれるお市も、だがこうやってピシャリと言える姿はさすがいい女性だとラディッツはまつにたいして思う。
だか本気でマリアは許さない、カリグラにズカズカと近づくし自分ができないような色香アピールで迫っていくから。
ああ、カリグラは今何をしてるんだろう…また信長さんと沢山話したりしてるのだろうか。あの二人の並びは威圧的なとこもあるが、すごく様になる。男として羨ましいほどに。
「ふにゃぅ……(カリグラに会いたい……)」
「黒猫さんも…?市もね、長政様に会いたい…」
「にゃう(だよな…)」二人で鼻をこつんとして心を通わせる、市とはやはり旦那のことで特に話が合う。
マリア許さぬ、という気持ちももちろんだが。持つべき友は嫉妬がわかるものたちだ。
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