マンチカン猫ちゃん!

「彼岸の君もあなたの兄も茶会よ?、彼岸の君のことでしょうし黒猫ちゃんの居場所くらい分かると思うわァ」
「……はい、わかりました」
「にゃ!?……みうみうにぃ(オレも!?……さすがにだめじゃないかお市さん)」
「大丈夫……市が、黒猫さんのことまもるから、ね?」
「にいい~…(さすがに女性に守られるのは…)」サイヤ人として恥ずかしいというか、親父から笑われてしまうような気がする。
いない父のことを思い出しつつプルりと震えるが、自分が今あまりにもマンチカンの子猫だからであろうとためいきをはいた。
カラカラと馬車で運ばれながら、お市たちは直虎の城へと向かう。するとそこには各国の乙女たちが集まり、楽しげに話をしていた。まさにそう…乙女たちの花園のような。え?、ここに男の自分がいていいだろうかと考えてしまう。
「にっにうう……(ここに居ていいのか)」
「大丈夫…市もいるし、まつさんもいるわ」
「にゃ!?(まつさんも!?)」それならばあの料理教室のおかげでカリグラに作れたことを感謝しなきゃ。おまけにあの後沢山絡めれていちゃいちゃできたのだから。
ならば勇気を振り絞って入るしかない、さすがに見てはいけない場所があれば目をそらすが。
「ええ……市が、守るからね?黒猫さん」
「早く行きましょう~、私はもうくたびれたわァ……直虎に行って温泉に入らせてもらわなきゃ」
「……はい、義姉さま」
「(こんな毒が女に従わなくていいのに……)」ラディッツは二人の会話を聞きながらそう思った、この光景…傍から見ればかつて自分がなっていたベジータたちとの関係性に近しいものがあるかもしれない。
あの時あいつらに色々と意見を言えていたら変わったのであろうか。ベジータも子供を持って柔らかくなったと聞いたことがある。
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