マンチカン猫ちゃん!

カリグラは戻してくれる気もないし、自分でもどうすれば戻れるかなんて全く分からない。
とりあえずぺしょりとすわるしかない。
「うに!?」コロっ、と転がってしまえばまたカリグラがケラケラと笑ってくる。
小さい体があまりにも使いづらくて、むすぅとほほをふくらませる。
「かわいいなぁ、ころころとして」
「むぅぅ~!(うるさい!!)」ポテポテとするラディッツに対して愛おしさがまして手のひらにのせて何回も何回もキスをする。
ぽっ、とラディッツはそれに顔を赤くするがそれすらも愛おしい。フワフワとした毛にこぼれ落ちそうな程に大きい黒い瞳。幼い少女のような雰囲気を出していてまもってあげたくなる。
「にゃうふにゃにゃう……(早く戻りたい……)」
「可愛いからなぁ、しばらくこのままで良くないか?」
「ふしゃーー!(ヤダ!!この姿のままでいるとッカリグラがどこかに勝手に行きそうだろ!)」
「俺、わんぱくに動き回る子供とでも思われてるか…?」そこまで動いているか?、と振り返るがたしかに色々な世界線に行ったり黒王の目が厄介だからでウロウロとしていた時はある。
姿を悟らせないように、さすらうコウモリのように動いてはいた。ラディッツにとってはそれが、ウロウロとどこかに行って自分を構ってくれない瞬間となっているのであろう。
「お前の方がむしろタンポポのようにふわふわと浮いてどこかに行ってしまいそうなのだがなぁ…」
「んにっ!!!(なら元に戻せ!!!)」たしたしと叩かれるが全く痛くない、むしろぷにぷにと肉球がなって癒しでしかない。
「……肉球…」どんな味がするのだろう、と思い思わず口の中に入れてしまう。
「んにっ!?(カリグラ!?)」
2/18ページ
スキ