花籠10

ダメだ、恋人の方は静かに切れているギチギチと食い込むほどに自分を抱きしめてにこりと笑ったまま見てきてる。
「…やつのに、のるのは非常に不本意だからなぁ。お前を焦らしに焦らして、寝るか?」
「えっ」ズロッ!とカリグラのまわりから触手が出てくる、あっダメだこれは声を出すことを許されることなくいじめられてしまうやつだ。
ウゴウゴとうごき、ラディッツの腕を触手はとらえた。
「…さあ楽しい夜の遊びだぞ、"ラディッツ"」ビクッ!!とその声に反応してしまう。不思議だ、先程の若いカリグラとは違って甘くも低く響く声に身体が熱を持ってしまう。それこそ今すぐ抱いて、と言いたくなるほどにうずうずと熱がたまる。
ああこういうことなのだろうか、焦らしにじらすとは。
「ぁっあう…!かりぐらっ」
「エッチな子には調教しないとなぁ?猫ちゃん」本当にずるい男、そう言って自分のことをさらに快楽の海に落としていくのだから。
─オレがおちてるのはお前という存在なのに─、そう言おうとすると同時に彼から口付けられて言葉は快楽の海へと沈んで言った。
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