テッセンの縛り3

「うん、素直に認めれたならいいですね!。」
「ラディ、お前はいい性格してるな…」
「素直に認めた方が楽になるでしょ?、自分はそう思うのだと受け入れた方が楽に生きていけますよ。」せっかく生きているのだから、とラディは話す。それは、父と育て親をなくしたからこそいえるものなのだろう。
「……それもそうだな。」
「おじいちゃんなら存外あっさり受け入れてくれると思いますよ?、元皇帝の方ですし。」さて!!、とラディは気合を入れる。
「ここのデザートまた全種制覇しますから!、協力してくださいね!!。」
「なっ!?、オレは甘いの苦手だと言っただろ!!。」
「あんなにウジウジしてたのに気合い入れてあげたのですから、感謝してください。」にこり、と黒い笑みを浮かべてくる。その笑みにないはずの父性が出てうっとラディッツはなる。
「…少しだけなら手伝って、やる。」
「わぁー!、嬉しいです!!。」この娘ほんとにおねだり上手くないか??、とラディッツはおもう。
「……リンも、呼んだ方がいいだろうな。」
「来ないと思います…、リン私ほど甘いの好きという訳でもないですし…」
「おまえがねだればくるぞ、おそらくな。」
「ははっ、それはどうですかね。」このこといる時は落ち着く、そんなことを言えばまた何を言ってるんですかとラディに言われるかもしれない。
だが、今この現場では唯一の癒しだ。
だけど、ふと思ってしまう……今カリグラは何をしてるのだろうかと。想うのはきついのに、自然と思ってしまうのは今この子にもカリグラにも内緒だ。
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