テッセンの縛り3

「痛いことを言うな…!」
「だって、いつまでもメソメソしてても意味ないでしょ?。向き合って貰えるなら、むきあわなきゃ。」
『とっとと告白しろ、クソヘタレが。それでもサイヤ人か 』奇しくもその姿に深層心理であった、彼女の父を重ねる。言ってる言葉は違うのに、ああそうか…やつはカリグラの器と自分の違い。
「(やつは欲しいものはすべからく手に入れようとしたのだ)」どんな手を使おうとも、かつて自分がカカロットにした仕打ち以上の非情な手を使っても。
カリグラが話していたな、『あいつは俺以上に手段を選ばない』と。そもそもあのカリグラの器なのだ、苛烈な気性と底知れぬ欲はあるのだろう。
そうだ、何を躊躇ってるんだ……見てくれるのが花ではないか。
「それもそうだな。」ああ、ならば自分も手段を選ばず行こう。
「カリグラが欲しい。」何よりも誰よりも、何を捨てでも彼が欲しい。
「うんうん、それでいいんですよ。」ラディはにこりと笑いラディッツの返事に同意する。
「まっ、顔面に耐えれるかどうは置いておいて。」
「…そこは、言わんでくれ…」それは確かに想像しても無理だとラディッツはいう。
「だって、誰かに取られるって考えたらラディッツさん耐えれます?。私の父ならもれなく母を監禁して、…下手したら食おうとしますね。相手を殺したあと。」
「……似たような手はするかもしれん。」カリグラの隣にほかのやつがたってたら、そのパートナーを容赦なくころすだろう。
あいつが、破壊神と仲良く話してた時ですら悋気の炎は燃えていたのだから。
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