花籠10

ああ、やつが絡む相手が現在何にも興味持たない過去の自分で逆によかったかもしれない。 どこぞの知らない馬の骨のサイヤ人よりよっぽどいい。
過去の自分であれば、『気持ち悪い』その一言であの顔を片付けてしまうだろう。
舌なめずりをして頬をほんのり紅潮させたあのメスの顔を。
「…俺の才能も恐ろしいな」ラディッツをあんなにメスにさせて、マゾにさせるとは。自分以外にあの顔を見せなければいいと思うが、まっいないだろうと思い冷蔵庫を開けてラディッツの手作りをまた食べるかと酒とアソートをとった。
───
もう!もう!!まただ!!、アイツの色香にあてられて恥ずかしすぎてあの場を離れてしまった。過去の若いカリグラを探しに行くか、となったが…何処であろうか。
何となくで掴んできた気で探るが、朧気で分かりづらい。カリグラのは掴めなさすぎるが好きな人への嗅覚というかいることはわかる。
若いカリグラのはゆらゆら、ゆらゆらとしていて…どこにいるかわかりにくい。煙草を吸う、というこだからバルコニーとかに居るだろうか。
階段をのぼり、上の階へとむかう。カリグラと自分たちの家はとても広い、たくさんの部屋もありこんなに使わないだろうともおもったがやはり王家というか皇帝であるゆえか色々なものを飾ったり保存したりしていて使われている。
ふわり、とスモーキーな香りと自分を刺激する男の香りが混ざってきた。どこか瑞々しいようなでも…甘く苦い香り。もしや、と一室の扉を開ける。そこはカリグラが様々な世界線から持ってきた武器たちを保管している宝庫だ。
バルコニーへの窓を開く、がたっと音ともに黒く気高い獣が自分の方を見ていた。
「…何の用だ、雑魚」
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