花籠9

「…悪い猫ちゃん、ほんとに俺は食う時は食うがあまり食わなくてな……特に人の手作りというものは何を含まれてるのだかと疑り深いのもあってだな」
「オレはお前達を殺す気「媚薬」いれるかッッ!!!、そもそもオレはこっここのお前と付き合ってるのだからな!」途端に来たデレにカリグラは軽くうちぬかれるが、まさかの過去の自分の回答にいやそんなもの入れなくても勃つとトンチンカンなことをおもってしまう。
そしてなにより恋人のラディッツの飯を正直他人が食う、というのが嫌だというおもいもあるのだ。カリーたちであれば多少心許してるからまあいいだろうとおもうが、この過去の自分にはそれが一切ない。だからこそカリグラとしては食べさせたくないという思いもあるが……。
「(あまり関わってもらいたくもない、仕方ないな)…この猫ちゃんは母親のもあってか食事にそういうのは仕込まんぞ、少しは食え」
「母親?」
「配給のやつだ、非戦闘員だったからな」
「…なるほどな、まずかったら吐いてやるからな」
「不味くないはずだ、…ほんとに子供みたいだな」何とか食べようとしてくれる若いカリグラにほっとしつつ食卓についたが、やはりカリグラというか姿勢があまりにも綺麗で見とれてしまった。
『多少はやれるじゃねえか』、と本人なりの褒め言葉も貰いラディッツは嬉しくてにこにことしていたが隣から感じる恋人の赤黒い殺気と一切感情のない顔には冷や汗を垂らし初めて若いカリグラに『帰って欲しくない(このあとこわい)』と思ってしまったのであった。
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