花籠9

「はぁ~…いい恋人だなぁ猫ちゃんは」
「てめえで作った方が飯なんざ早そうだがな」2本目のタバコに火をつけて若い自分は話しかけてくる。それはそうだが、好きな恋人が作った食事というものは言葉にできないほど心満たされるものがある。
「…カリグラ、その、あまり、みないでくれないか…?」可愛い、若い自分を帰らせたらすぐに抱きたいと考えながら見つめているとラディッツの方がついにこらえきれず恥ずかしそうに小さく頬を染めていってくる。
少女のようでその動作が愛らしく、カリグラは微笑みなんでだ?と返した。
「猫ちゃんがあまりにも可愛くてなんだがなぁ」
「かわいいとかっ、やめろっ!。お前の目線っなっなんか……ヤラシイぞ!!」
「らしいぜジジイ、お前の目線が気持ち悪いと」
「一言多いぞ若造が」ヤラシイのはわかるが気持ち悪いはないだろ。それはラディッツの料理をする姿にむらむらした。
長い髪の毛に自分がよく触れるせいか、できた腰のくびれ。首を伝う汗…、ほんのりと赤いほほ。扇情的でそそられてしまう光景だ。ああ、若い自分がこの場にいなければ即襲ってしまっていただろう。グズグズに泣かしてその濡れそぼっているナカを犯してしまいたい。
「…抱きたいなぁ、猫ちゃんのこと」
「うっかりこぼすな、気持ちわりぃ」
「お前も時が経てばわかるぞ(少なくとも皇嵐相手のでは)」恋をするまで性欲というものとは一切自身は無縁だと思っていたのに、絶倫もいい所な程に抱いてしまうのだから。
ラディッツをいくら襲っても足りない、その体が真っ赤になるほど痕をつけてナカをおかしてしまってもだ。
白濁とした液体をこぼれ溢れさせても足りない、彼の泣く姿に自分の名を呼ぶ姿に欲をそそられてしまうのだ。
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