花籠8
可愛いな、と思いつつしばらくラディッツの寝顔を眺めた。くっつきだけではあきたらず、寝ているラディッツはカリグラの腕をガッツリホールドして丸まり擦り寄ってきたのだ。もうその行為がたまらなく可愛い、ああうちの猫はなんて愛らしいのだろうか。
そうやって悶えていると静かな足音が聞こえてくる、カリグラにとってそれは1番聞きなれたものでもありそして今は忌々しいものだ。
「…起きたか、若造」
「……お陰様でな、クソジジイ」ああもうここで認識するか、月鬼が己にそっくりすぎるということ。向こうの欠片の自分がそう呼ばれていたな、と思い返しつつ相手を見る。不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、垂れている前髪…腹をかきつつ水はないのかと聞いてくる。
「そこから取れ」
「はぁ、そんな雑魚を愛でて何が楽しいんだ?。俺には分からねえな」恐らくラディッツの動作を見てわかったであろう彼は、あっさりと冷蔵庫を開けてミネラルウォーターのペットボトルをひとつ取りあけてのむ。
今とは違い少し細身、そして魔族の証でもある角やアザもない自分……変化して見るとはいえまさに当時のそのままの自分を見るのはどこか新鮮だ。
だが、今の自分にとってはラディッツと付き合う自分にとってはいて欲しくない存在でもある。
「…お前なんぞに分からなくてもいい、猫ちゃんの魅力はな」
「分からねえな、俺には。如何にも雑魚で?、喚くしか才能がなさそうなのによ……足手まといだろうがッんなやつらは」
「…そうだな、だが俺が生きるのでは必要なのだ。俺が俺としてあるためにな」ただの怪物や化け物にならない為にも、彼女との約束を守りラディッツを生きていかせるためにもだ。
…この愛おしい恋人を手元に入れて、愛でるためにも。
そうやって悶えていると静かな足音が聞こえてくる、カリグラにとってそれは1番聞きなれたものでもありそして今は忌々しいものだ。
「…起きたか、若造」
「……お陰様でな、クソジジイ」ああもうここで認識するか、月鬼が己にそっくりすぎるということ。向こうの欠片の自分がそう呼ばれていたな、と思い返しつつ相手を見る。不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、垂れている前髪…腹をかきつつ水はないのかと聞いてくる。
「そこから取れ」
「はぁ、そんな雑魚を愛でて何が楽しいんだ?。俺には分からねえな」恐らくラディッツの動作を見てわかったであろう彼は、あっさりと冷蔵庫を開けてミネラルウォーターのペットボトルをひとつ取りあけてのむ。
今とは違い少し細身、そして魔族の証でもある角やアザもない自分……変化して見るとはいえまさに当時のそのままの自分を見るのはどこか新鮮だ。
だが、今の自分にとってはラディッツと付き合う自分にとってはいて欲しくない存在でもある。
「…お前なんぞに分からなくてもいい、猫ちゃんの魅力はな」
「分からねえな、俺には。如何にも雑魚で?、喚くしか才能がなさそうなのによ……足手まといだろうがッんなやつらは」
「…そうだな、だが俺が生きるのでは必要なのだ。俺が俺としてあるためにな」ただの怪物や化け物にならない為にも、彼女との約束を守りラディッツを生きていかせるためにもだ。
…この愛おしい恋人を手元に入れて、愛でるためにも。
