花籠8
─雑魚に過ぎなかった─、そう吐かれることばはふだんのカリグラにしてはすごく冷たく自身があまり聞き慣れてない声だった。
だが、あの若いカリグラの戦い方…父バーダックの完成形と言ってもいいもの。ストリートファイトの最終形それらが身につくのは無法地帯などではないとつかないだろうとおもい納得した。
彼にとって師というものはいない、言うなれば戦闘そのものがなのだろう。
「…まっ、だから眠たくても寝れない。なんなら眠いというものが来ない、という時もざらにあったからなぁー……俺はそうやってしてたおかげで自分の力の強さがとんでもないことがよくわかったという話だ」
「……親は、何も言わなかったのか?」親、という言葉を出すとカリグラはピクりと反応する。触れられたくないことのひとつだったのだろう、カリグラは一息ついて何もと答えた。
「…そもそも寝てたしな、なんなら俺のことを恐れていた。何も言うこともなかったよ」
「恐れていた……?」
「赤ん坊の頃に両親のこと攻撃して傷つけたりとかしてたらしいからなぁー、周りのヤツらのことも」
「…そして、カリグラと名付けられた…意味は聞いたのだろ?」あれに、とカリグラは少し悲しげにつぶやく。ラディッツはそのことばに、こくりとちいさく頷くことしか出来なかった。
「悪魔の子、と……」
「そう、だから俺はこの名前が好きで嫌いだ…。カリギュラのとこだったら全然違う意味なのになー」
「ガキにその名前をつけるんだ、さぞかしあいつらはプライドが折られたんだろう。……まっ、だから俺はずっと寝れてなかったわけだ」
「……両親のことも、軽く、聞いたっ…お前が……殺したと」
「…やはり、そこまできいたか」やっぱりだ、途端カリグラの目が冷たくなり不思議と距離が遠いようにかんじる。
だが、あの若いカリグラの戦い方…父バーダックの完成形と言ってもいいもの。ストリートファイトの最終形それらが身につくのは無法地帯などではないとつかないだろうとおもい納得した。
彼にとって師というものはいない、言うなれば戦闘そのものがなのだろう。
「…まっ、だから眠たくても寝れない。なんなら眠いというものが来ない、という時もざらにあったからなぁー……俺はそうやってしてたおかげで自分の力の強さがとんでもないことがよくわかったという話だ」
「……親は、何も言わなかったのか?」親、という言葉を出すとカリグラはピクりと反応する。触れられたくないことのひとつだったのだろう、カリグラは一息ついて何もと答えた。
「…そもそも寝てたしな、なんなら俺のことを恐れていた。何も言うこともなかったよ」
「恐れていた……?」
「赤ん坊の頃に両親のこと攻撃して傷つけたりとかしてたらしいからなぁー、周りのヤツらのことも」
「…そして、カリグラと名付けられた…意味は聞いたのだろ?」あれに、とカリグラは少し悲しげにつぶやく。ラディッツはそのことばに、こくりとちいさく頷くことしか出来なかった。
「悪魔の子、と……」
「そう、だから俺はこの名前が好きで嫌いだ…。カリギュラのとこだったら全然違う意味なのになー」
「ガキにその名前をつけるんだ、さぞかしあいつらはプライドが折られたんだろう。……まっ、だから俺はずっと寝れてなかったわけだ」
「……両親のことも、軽く、聞いたっ…お前が……殺したと」
「…やはり、そこまできいたか」やっぱりだ、途端カリグラの目が冷たくなり不思議と距離が遠いようにかんじる。