テッセンの縛り3

親父とカカロット以上に似てないか?、と時折おもう。
「ため息つくくらいなら早めに告白した方が良いんじゃないんですか?。もう一度。」
「あいつの顔面に耐えれない。」ああ、ラディから冷めた目が来ている。そこは父親そっくりなのだな、とラディッツは妙に納得した。だがこれは事実だ、あいつの無駄に良すぎる顔立ちと赤い目に耐えれる自信が無い。
「いやもう当たって玉砕した方が早いかな、と。」
「現に砕けたが??」これ以上なにをしろと。
「……うちのお父さん、母に最速で1秒で告白して振られてもなお告白してをずっと繰り返してましたが。」いやそこのオレ頭おかしいのか、とおもう。振られてまた告白は今は尊敬の念を抱くが。
「私たちが生まれたあとも愛情表現は沢山するし、サイヤ人らしからぬと思いますが普通に私たちのこと育てて母との記念日にはプレゼントも何も欠かさないし…付き合う前のこと話した時は『一目惚れでこいつしか居ないと思った』と即言い返しますが?。玉砕も楽しかった、と。」
「オレにそんなメンタルはない。」本気でオレなのか?、いや元はカリグラのだからそれなのだろう。
「多分父はラディッツさんと違ってすごく楽しんでたからだと思いますよ、リンを見てわかる通り……あの通りなんで。」
「想像が簡単に出来るな…」オレと違って悩まなかったのだろう、それこそそこにおいてはカカロットみたいにあっけらかんとして好きなものは好きだとアピールしたのだろう。
羨ましい限りだ、そうやれるのは。
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