花籠7

カリグラがPQに行く時の姿の世代だと若いカリグラを見てより気づいてしまった、この風呂上がりの姿で。
だからよりあの口説かれてる時のを思い出すし、カリグラが戦闘全開の時も思い出してないはずの子宮が疼いてしまう。
「ゆっくり浸かられてましたね」
「ここのをいつまで堪能できるかわかんねぇーからな、…どうしたら作れるかもよ」
「好奇心旺盛な大童で」
「別にいーだろうが、俺のとこなんだから」
「そうですが、今の貴方が聞いたら何か言うかと……ラディッツさん起き上がってください」
「無理」カリグラ、すまんかえってくるならあとで頼む。ああ抜いてて良かった、絶対こんな姿不意打ちに見たらたってしまう(ナニが)。
「……何だこのキショい雑魚は」
「ほっておきましょ、カリグラ様。なにか飲まれますか?」
「水」そういい、あるていど拭いてから若いカリグラはまたソファへと座り買ってきた本を読み始める。相変らずサマになる姿に、ラディッツは思わず息を吐いてしまう。
ああそうだ、絶対自分がカリグラに惚れた理由に見た目がある。仕方ない、ほんとに仕方ない。こんなに見目の良いサイヤ人なんていなかったのだから。
そもそも自分と顔立ちが似てるとはいえ、雰囲気も違うなんなんだホントに。理不尽な怒りを持ちながらラディッツはナエがくれたお茶を飲み直す。
ああ苦味が今染みる、やっと冷静になれた。
厄介なめんどくさいオタクか自分は。
「…何だ、ちらちらみやがって」鬱陶しげに眉を顰める姿もまた美形……、ほんとにこいつの遺伝子どうなってるのだ。
「…悪いっ」
「そんなに見やがるなら金とるぞ」
「確かにお前の顔は金払ってでも見てもいいくらいだが、やらんっっ!」
「ラディッツさん、あなた今かなり気持ち悪いこと言ってる自覚ありますか?」
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