花籠7
ベジータも自分に対して叱責として攻撃をしてきたことなどあったが、若いカリグラよりはマシだ。
ひとつ機嫌を損ねば星ごと滅ぼしにかかる、なんならベジータとは違って音もなく死にかねないかもしれない。
そんな存在が皇帝?、惑星ベジータだけではなく全てをまとめる王だと気づくなんてどういうことだ。ナエはあの若い頃から見抜いていた、とかつて話していたし。
「……雰囲気、ですかね。あの方が立った時の」
「雰囲気…?」漠然とした言葉にラディッツはいやいや、あれは立てば阿修羅座れば鬼神歩く姿は大災害だろと思ってしまう。
「…背中を見た時に、この方は孤独だとは思いました。ですが…不思議とですよ?、戦場にいる時はとても頼もしく見えたのですよ。ああ、この方について行けばこの人に従えば助かる。生き残れる……己を高められると」
「あの方は自分を強くすること、そして先々へと進むことに躊躇いがないのですよ。ハイリスクな事であろうと、自身がより強くなるならとなんでもします。そしてプライドを曲げることがない、サイヤ人としてではなくそこにあるのは彼自身なのです」だから自分はこの人に従おうと思った、ベジータ王家ではなくサイヤ人のでもなく……カリグラただその人に。
「運命の出会い、と言いますか。そのようなものを感じましたからね」ああ、自身の僕のご主人様を見つけたのだと。本当に仕えるべき相手を地獄の業火のような輝きを持ち、太陽ですら負けてしまう鮮烈な光。
性格に難はあるが、それでは彼の本当の姿を表せられない。自分はこの時から彼に狂った…、彼の第一の臣として刻めればいいとおもったのだ。
「……」ラディッツはナエの語り口に圧巻される、自分もかなりカリグラに狂わされた方だと思うがやはり彼もなかなかだ。
ひとつ機嫌を損ねば星ごと滅ぼしにかかる、なんならベジータとは違って音もなく死にかねないかもしれない。
そんな存在が皇帝?、惑星ベジータだけではなく全てをまとめる王だと気づくなんてどういうことだ。ナエはあの若い頃から見抜いていた、とかつて話していたし。
「……雰囲気、ですかね。あの方が立った時の」
「雰囲気…?」漠然とした言葉にラディッツはいやいや、あれは立てば阿修羅座れば鬼神歩く姿は大災害だろと思ってしまう。
「…背中を見た時に、この方は孤独だとは思いました。ですが…不思議とですよ?、戦場にいる時はとても頼もしく見えたのですよ。ああ、この方について行けばこの人に従えば助かる。生き残れる……己を高められると」
「あの方は自分を強くすること、そして先々へと進むことに躊躇いがないのですよ。ハイリスクな事であろうと、自身がより強くなるならとなんでもします。そしてプライドを曲げることがない、サイヤ人としてではなくそこにあるのは彼自身なのです」だから自分はこの人に従おうと思った、ベジータ王家ではなくサイヤ人のでもなく……カリグラただその人に。
「運命の出会い、と言いますか。そのようなものを感じましたからね」ああ、自身の僕のご主人様を見つけたのだと。本当に仕えるべき相手を地獄の業火のような輝きを持ち、太陽ですら負けてしまう鮮烈な光。
性格に難はあるが、それでは彼の本当の姿を表せられない。自分はこの時から彼に狂った…、彼の第一の臣として刻めればいいとおもったのだ。
「……」ラディッツはナエの語り口に圧巻される、自分もかなりカリグラに狂わされた方だと思うがやはり彼もなかなかだ。
