オマケに地球のまでも、果てはほかの辺境惑星のものまである。ただ、ただ才能に恵まれ生きてきた男だと少し思っていたところもあるがそうでは無い。
彼は努力するものでもあり、自身自ら動き知識を蓄え身につけ使っていたのだ。だからこそ先程まで自分とした戦いのやり方があったのだと認識する。
「おい、ジロジロ見るなら来やがれ」そうしてると片手に本を持ち自分たちのとこに彼が来た。
ターレスは思わず睨みつけるが、その目線も何処吹く風で流しカリーに若いカリグラは声をかける。
「傷は治ったか、さすがナエの子孫じゃねえか。そこのヤツ…地球の生物のやつの一通りもってこい」
「え！？、まだ他の読んでますよね」
「あ？？、んなもんすぐ読み終える。あと紙とペン、持ってこい……早くにな」
「それなら僕がもう用意してますよ、ほらカリグラ様」ナエは若いカリグラにペンと紙を渡す。若いカリグラの方は受け取り、ああと言いまた店の中へと入っていった。
ラディッツたちも何をするのだ？、と思い店内へと入っていく。もちろん紙とペンなんぞメモとかをするだけだろうが……やはり異能や鬼才と言われた男のものはどうしても気になってしまうのが人間というもの。
覗いて見たくなったのだ、どうやっていたのかと。
「………」サラサラとペンがバレリーナの舞のように動き、紙に書き起こされていく。見ているのはどうやら現在のカリグラの自室にも置かれている、武器の辞典だ。
少し見えたものだと武器に対する評価、そして改善点とまとめているようだ。
「めちゃくちゃ勉強してるな、あのお人」
「ああ……てかそんな所までしちゃうの？って感じよ俺は」ターレスとカリーはぽかんと見ている、ラディッツもカリグラ若い頃からこんなことしてたのかと唖然としている。