花籠5
「あ?、ならそっちの方がいいか??」
「どうでしょ、たまに変な術で自室に入れないようにとなっている時もあるので……。ですが、こちらの都の雰囲気を知るのでは書籍の店の方がよろしいかと」
「それはそうだな、なら案内しろや」さすがナエ、若いカリグラのエスコートを心得ている。
彼も彼で、どこか楽しそうだ。さきほど自宅にいた時も、カリグラの本を読んでいたりともしていたし読書は好きなのだろう。知識を蓄えれて、人とのコミュニケーションもない……他人を拒絶しまくりの若い彼にはいいものなのかもしれない。
「それにしてもあなた、何が起きてここに来られたのですか?。18のなら王に呼ばれたり色々とあったでしょ」
「ああそうだよ、いつも通り家で寝ようとしてたらよ…壁に変な黒い穴ができたからなんだと手を突っ込んだらこうなった。めんどくせえ」
「はぁ、好奇心抑えきれず幼子のように突っ込んだと」
「物は言いようじゃねえかナエ、俺をガキだと?」
「ええ、今頃ユリウスさんが慌てられてるのでは」
「ユリウス…(カリグラの弟か)」あまり話を聞かないカリグラの実弟、いちおうカリグラが育てたらしいが。
「あいつ、俺がいねえだけでもうるせえほど騒ぐからな。ったくとんだ愚弟だ、一応生かしてやってるけどよ」
「それはそれは……、あの人はこれからもそうですよ」
「は?、マジか。めんどくせえ」苦虫を噛み潰したような表情にラディッツはよほど弟のことを苦手としているのかと察する。
あまり話しに聞いたことは無いが、時の界王神から少し聞いた時カリグラの弟はかなり兄に引っ付いていたと聞いたことがある。
仲がいいのか?、と思ったがカリグラ本人はあまり弟について話すことはなく聞いたとしてもはぐらかされるばかりだった。
「どうでしょ、たまに変な術で自室に入れないようにとなっている時もあるので……。ですが、こちらの都の雰囲気を知るのでは書籍の店の方がよろしいかと」
「それはそうだな、なら案内しろや」さすがナエ、若いカリグラのエスコートを心得ている。
彼も彼で、どこか楽しそうだ。さきほど自宅にいた時も、カリグラの本を読んでいたりともしていたし読書は好きなのだろう。知識を蓄えれて、人とのコミュニケーションもない……他人を拒絶しまくりの若い彼にはいいものなのかもしれない。
「それにしてもあなた、何が起きてここに来られたのですか?。18のなら王に呼ばれたり色々とあったでしょ」
「ああそうだよ、いつも通り家で寝ようとしてたらよ…壁に変な黒い穴ができたからなんだと手を突っ込んだらこうなった。めんどくせえ」
「はぁ、好奇心抑えきれず幼子のように突っ込んだと」
「物は言いようじゃねえかナエ、俺をガキだと?」
「ええ、今頃ユリウスさんが慌てられてるのでは」
「ユリウス…(カリグラの弟か)」あまり話を聞かないカリグラの実弟、いちおうカリグラが育てたらしいが。
「あいつ、俺がいねえだけでもうるせえほど騒ぐからな。ったくとんだ愚弟だ、一応生かしてやってるけどよ」
「それはそれは……、あの人はこれからもそうですよ」
「は?、マジか。めんどくせえ」苦虫を噛み潰したような表情にラディッツはよほど弟のことを苦手としているのかと察する。
あまり話しに聞いたことは無いが、時の界王神から少し聞いた時カリグラの弟はかなり兄に引っ付いていたと聞いたことがある。
仲がいいのか?、と思ったがカリグラ本人はあまり弟について話すことはなく聞いたとしてもはぐらかされるばかりだった。