花籠4
「要らねえよ、こいつで十分だからな。おら、とっとと材料突っ込めまだあるじゃねえか」だりぃなー、と己から離れ向かい側にある黒いロングソファに座る。複数人座れるサイズのもの…その真ん中の位置はよくカリグラが座るところで若い彼も座りああ同じだと腹の痛みを堪え見る。
ちがうのはカリグラはよく左足を組み座るが、彼はどかっと乱暴に座り大股開きなとこ。如何にもワル、と呼ばれるものたちがするようなものだ。
「………」サマになると言うか、なんというか。似たような顔立ちなのに、若い彼はやはりどこか危険な香りがあり……ああ確かにこの彼になら高い金を払ってでも抱かれてみたいと思うのかもしれない。
彼の艶のある唇から吐き出される煙がゆらゆらとあでやかに揺れて妖艶だ。
だがどこか煙が彼との壁のように見えて複雑だ。
「全部入れた……」ぱたり、と冷蔵庫の扉を閉めて彼に向き直る。
「ご苦労なこった」そういう彼はどこから取ってきたのか、カリグラが読んでいた様々な武器がのった本を読んでいる。
「…これ、俺たちのとこのじゃねえだろ」
「…ああ、それはカリグラが何処かから買ってきたと話してたやつだ」たまにあの男は色々な時空や国そして星々に行く。
それこそ若い彼が持っているものは、とある時空の地球で手に入れたものだ。斧や矛、そして槍や刀……様々な武器のものがのってあり中にはあのカリグラが欲してやまなかった國重もあるらしい。
「…なるほどな、だからか。これ地球の言語だろ」
「そこまで分かるのか?」自分も一応知っておいたとはいえ、この男はすぐわかったのか。さすがと言うべきか、なんというか。だがカリグラの若い頃の地球はそこまで文明が発達してたとは言えず目立たなかったのではなかろうか。
ちがうのはカリグラはよく左足を組み座るが、彼はどかっと乱暴に座り大股開きなとこ。如何にもワル、と呼ばれるものたちがするようなものだ。
「………」サマになると言うか、なんというか。似たような顔立ちなのに、若い彼はやはりどこか危険な香りがあり……ああ確かにこの彼になら高い金を払ってでも抱かれてみたいと思うのかもしれない。
彼の艶のある唇から吐き出される煙がゆらゆらとあでやかに揺れて妖艶だ。
だがどこか煙が彼との壁のように見えて複雑だ。
「全部入れた……」ぱたり、と冷蔵庫の扉を閉めて彼に向き直る。
「ご苦労なこった」そういう彼はどこから取ってきたのか、カリグラが読んでいた様々な武器がのった本を読んでいる。
「…これ、俺たちのとこのじゃねえだろ」
「…ああ、それはカリグラが何処かから買ってきたと話してたやつだ」たまにあの男は色々な時空や国そして星々に行く。
それこそ若い彼が持っているものは、とある時空の地球で手に入れたものだ。斧や矛、そして槍や刀……様々な武器のものがのってあり中にはあのカリグラが欲してやまなかった國重もあるらしい。
「…なるほどな、だからか。これ地球の言語だろ」
「そこまで分かるのか?」自分も一応知っておいたとはいえ、この男はすぐわかったのか。さすがと言うべきか、なんというか。だがカリグラの若い頃の地球はそこまで文明が発達してたとは言えず目立たなかったのではなかろうか。
