花籠4

ラディッツは思わぬ発言に呆然とする、待てこれは思ったより過去のカリグラは荒れていたのかもしれない。
「だが待て、そのっ…大人を相手にしたりしてたのだろ」
「あ"?、だからなんだよ肉とか食っとけばなんとでもなる。奢らせたり勝手に食ってたがよ……俺たちサイヤ人は最低限その辺とってたらいいだろうが」そうではあるが、やはり料理を職とした母を持つ自分からすると信じられなくて驚きを隠せずにいる。それなのにあの体格と身長の大きさ、たまたま運に恵まれていたとしか思えない。
だがそうか、幼くして両親を殺し己とおそらく弟とだけいたのなら……そんな生活にもなるのだろうか。
「俺の知ってるカリグラはかなりバランスを気にしてたからな、信じられんっ…」
「知らねえよ、ばーーか。俺はそう少なくとも生活してきたからよ、てめえの語る俺が未来のならいい加減年取ったから気遣ってんじゃねえの?」じじいだからなー、と言ってたからそれは有り得るが……ナエが語ってたのでは最低限のことを若い時は気をつけてたとも言っていた。
もしかして食うという生理行為をか…?、タバコで済ませようとしたりと本当になんなのだ。
「ちっ!、キレやがったな」もう一本と吸おうとする若いカリグラの手を掴みラディッツは阻止する。
「さすがにもうやめろっ!、おまえっまだ若いのだぞ!?」
「…うるせえな」ドごっ!と鈍い音が響く、腹を軽く殴られて止められたらしく嘔吐しそうになるがこらえる。
「俺は好きなようにしてんだ、なにか文句あるか?。とっとと済ませたなら案内しろや、雑魚」
「っ…!、身体のこと少しは気遣えッッ。…もし、飯が欲しいならッ用意する」
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