テッセンの縛り2

「面白そうだな、お前は。」当事者の俺はこんなにも悩んでるのに、とカリグラはいう。
「そなたが悩むのなんか、そう簡単に見れるものでは無いからなー。」愉快愉快、とけらけらとガイウスは笑う。その意地の悪い親友の顔に怒りはあるものの、久しぶりのやり取りに癒されてる自分もありためいきをついた。
「お前っ、ほんとにいい性格をしてるぞ……」
「カリグラに言われたくはないな、ああだがそうだなもうとっとと抱いて身体の相性で決めたらどうだ?。」合えばセフレとして確保できるぞ、とガイウスはいう。
「それで決めてたまるかっっ!、俺がナエやカリーに怒られるわ!!。ラディたちからは侮蔑の目で見られるぞ!。」
「では聞くが、抱ける抱けないでいえば?。」
「……猫には無理だな。」
「加虐心が煽られたのにか。」
「まだそこまでの心がある訳では無い、確かに抱き心地はいいがな。」ふわふわの猫みたいな、とカリグラが話してガイウスはだったらとっととだけと呆れて告げる。
「……イけるだろ。」
「いや、イけんわ。」なんという話を2人は繰り広げてるのだろうか。
「避けられてる理由もわかるなら、普段のそなたならグイグイといきそうだがなぁ」
「相手は猫だぞ?、無理やり行けば俺が引っかかられる。」それは嫌だな、とカリグラはガイウスに話す。
「お前に気遣いができるとはな。」
「いい男なもので、そのくらい容易いぞ。」
「カリグラ、それそなたにしか許されてない言葉だ。」
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