花籠3

皇帝時代のでも伝承通りすごい、と自分もこの方に仕えてみたいと思わせたのに…この今の若い頃ですらあの強さそして荒々しさの中にある鋭い洞察能力。
だが顕にされて出ている残虐性に容赦のなさ、サイヤ人としての恐ろしさを剣のように鋭く黒く突き刺すものに畏怖を覚える。
「カリー…、オレは寧ろあの皇帝サマがああなっていて良かったとすらおもっているのにな」さすがのじぶんもそう思う、屍の道を作りそこを平然と歩き後ろに見向きもせず前だけを見て進みときには血のカーペットを作る男には。
ちらり、とラディッツが自分たちのことを見てくる。この男、自分たちのとことは違い気にかけていてくれてそうだ。己を庇ってカリーがやられたからというものもあるだろう。
「大丈夫だ、カリーの事はオレが連れていく…あんたはその人を退屈させるなよ」
「頼んだぜ…っ、ラディッツ」
「……ああ」
「おい、つまんねえ話は終えたか?。とっとといくぞ」若いカリグラのほうは苛立ってるのか眉間に皺を寄せている。
「(なんでこいつらしかめてもカッコイイんだ?)っわかったからそうイラつくな!」
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