テッセンの縛り2

自分の人生全てを一人の神に女に捧げてきた友が。
「正気か?。」
「正気だ、俺らしくないこと言っているのはわかるがな。」あいつの子達を見て、整理をしていこうとおもったからだとカリグラは話す。
「何も皇嵐との事全てを忘れる、という話では無いさ。……あいつのおかげで俺の今があるからな。」お前とも会えたからな、カリギュラとガイウスに伝える。
「ただ、先へと進めるだけだ……あいつへの恋は幸せだった。そう終わらせるためにも、な。」フッ、と笑うカリグラにガイウスは少し切ない思いを抱いた。あの友が前へと進むのは嬉しい、だが…それで良いのだろうかと。
「それで、あの男と…?。確かにそなたが寝室にやつを招いたり、可愛がったりしてて普通のものとは違う扱いをしているなと思ったが。」だが男だぞ??、とガイウスはいう。
「…そうだな、やつの好意に少し心地よいとなっていたからだ。別にすきになろうが俺は性別がなんだろうと構わないさ。」
「カリグラ…、それは調教するの性差が無いということではないのか。」長年の付き合いからの容赦のない発言をガイウスはする。
「…少しまともなこと言えないのか…、いやだがあたってはいる…。あのラディッツの涙に少し加虐心がくすぐられたからな。」ラディッツが泣いてるとき、カリグラは自分の加虐心がくすぐられているように感じた。
もっとこいつの涙がみたい、と。あの泣いてる目を噛みたくなった。だがこれはやめておけ、となり優しくしたが。
「ほぉ……そなたのこころがなぁ。」
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