花籠3

「めんどくせぇ…てめえの女か?、だったらはいぼくのでーすとつけとけ雑魚がよ」
「うるさいっ!、無垢な彼女に手を出すな!!」
「手ぇ?、俺はただ聞いただけだぜ……なんだそッからイヤラシーイ想像でもしたのかハハハッ!ウケるな!!」
「おい!、お前っその方に口出しをするな!!」カリーは地球人の若手に声をかけるカリーさんっと相手はみるがきっと若いカリグラをにらみつける。
「でもおれは許せないんです…!」
「なんだなんだー、惚れてたのか?。てめぇ…悪ぃな俺がかっさらってしまったようで手も足も出せねえノミムシ」男は煽られた言葉に苛立ちをかんじ切り裂く気円斬を放つが若いカリグラはニヤリと笑った途端それを掴み投げ返す。
地球人の男は何とか避けるが、頬が切れゾクッと背筋に寒気をかんじた。
「っっ!(おかしい貫通するはずなのにこの男、平然と返してきた)」いわんこっちゃない、とカリーは仕方ないと彼の前に立ち若いカリグラと向き合う。
「あ?お前……サイヤ人かそのしっぽに顔。ナエの子孫かなにかか」
「…はい、俺はナエの子孫カリーです…はじめましてっカリグラ様」おかしいだろおい、とカリーは彼に感じるとんでもなく強い気にプレッシャー……ナエを知ってるあたり18かその辺か。少なくとも皇帝になる前の男だ。
自分よりもはるかに年下のはずなのに、どうしたらここまでの闘気を練り上げられるのだろうか。
「へぇー、さっきのノミムシより態度わかってるじゃねえか。いいぜ、俺はよくわかってるやつは嫌いじゃねえな」
「先程は手前の若手が失礼をしましたっ…、だがここはあなたのせかいではないのですっ。どうか穏便に」
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