花籠3

「俺の過去…?」カリグラが帰ってきて、お互いに触れ合い愛し合ったあと彼にポツリときいた。
「そうだっ…、お前からあまり過去のことを聞いたことないからだ」
「前、話したと思うが。皇帝だった、と」キョトンと相手はラディッツに聞き返す。あまり面白くないぞ、とくすくすと笑い。
ラディッツはその反応に眉間に皺を寄せ、そうじゃない!と言葉をかえす。
「そっ、そのっ…お前のッその前の話とかだ…!」
「おまえがどうやって生きてきたかっ、サイヤ人の時のとか………聞きたいんだ」もごもごと徐々に声を小さくさせつつ話していく。彼にくっつき、冷たくもどこかあたたかみのある体にくっつき、彼の奥深くも感じたいとするりと寄る。
「面白みもないぞ」
「おもしろみなくてもだ!、かっカリグラだってオレの‎しろうとしてたではないか!!」
「…おまえのは、こんなにつんでれでありながらも俺に甘えてくっつく猫が可愛くてな」サラリと恥ずかしげもなくいうカリグラに一気に顔を赤くする、なんでこうもこいつは甘い言葉を言えるのだろうか。
「ツンデレ言うなッッ!、オレだってお前のことを知りたいのだ!!」
「俺の事、か。じじいの過去なんぞつまらんだけだぞ?」クククッ、と笑いいうカリグラにはぐらかされてる感覚とまたするりと手元を離れられたようなそのような隙間ができたような感覚がしてラディッツは誤魔化すな!と叫ぶ。
「お前はっ、そうやってひた隠す!。オレのッこのっきもちはおかしいか?、好きなやつのを知りたいとお前がどのようにして生きてきたか知りたいというのはっ」
「サイヤ人の中ではもの珍しいのではないのか?、今と言うより…過去も全て知りたいと言うのは」
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