テッセンの縛り2

それから1週間ほどたち、時が過ぎた。
最近はほぼ隠居生活のように新人たち(何回も断ったが時の界王神に文句言われた)に指導をしたり、時々トランクスやカリーたちに修行を付けることをしていたが…
「ラディッツと最近会って居ない。」完全に避けられている、とカリグラは親友のガイウスに愚痴った。
彼にはもちろん起きたことも話して。
「ほぉ?、ラディッツ…あああのおまえが拾った猫か。」
「それだ、それ。」繁華街エリアの木にもたれかかりながらカリグラはガイウスへと話す。
ガイウスの方も己が持ってきた紅茶を飲みつつなにかしたか?とはなす。
「何もしてないぞ、強いて言うなら挨拶とかくらいだ。」
「心が読めるからそなたならわかるだろ。」
「……まぁ、な。あいつは皇嵐と俺の事で悩んでるらしい。」
「…あの方の?。」ぴくり、とガイウスは反応しカリグラに聞き返す。
「俺が、皇嵐と一夜の仲だった事のだ…お前にも話したろ。」
「あぁ…、それを聞かれたと言う。いやはやだが分からんな、…そんなもの誰だってやるだろ。」その日その日で女を変えなりな、とガイウスはためいきをつく。
「あぁ、俺らがただの一夜ではなく両思いでということのだろ。」
「なるほどな…、付き合ってもおらんのに番気取りか?。それ。」はっ!、これだから人間はとガイウスは笑う。
「っはぁー、俺も俺でやつの好意と向き合うと約束したのにな。」
「向き合う?、お前が??。」なぜ、とガイウスはいう。
「…俺もいい加減皇嵐から自立しようかとな。」その言葉にガイウスは、は??と聞き返す。あのカリグラが?、皇嵐から離れると??。
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