花籠2

話すのも面倒、そこで何かを思われるのも面倒……おおかたそのような感じなのだろう。
終えたヤツの歴史なんぞどうでもいい、というのもありそうだが。
「色々と…確かに、オレたちの知る歴史とは違うサイヤ人としてのもあるのかもしれないですね。長くベジータ王家があったようですし」
「ホント、カリグラのところはほかと比べたら色々と違うから。そのせいで、警戒しておかなきゃ行けないわ」ラディッツも、だから気をつけてねといわれる。
「ああ、それで……その時の綻びはどこにあるのだ」
「受付エリアの近くよ、あなたが良く寄るこの時の巣とエリアの間のあたり…本当に小さくあるのだけど…いじらないでよね?」気になるから、とか知りたいからで覗かないように!とぐいっと時の界王神はラディッツに近づき指を指す。
「せっせんわ!!」
「カリグラの過去が気になるから、でやらかさないようにね~……何かあれば私も話すし言うから」
「まっ、ほんとは本人にラディッツは聞きたいでしょうけど」その言葉に言葉を詰まらせる。そうだ、本当は本人に聞きたいし先程あまり話を聞けてないことに気づいてモヤモヤしていたのはある。
彼のからだについては、ああやって交合うようになり誰よりも知っていると自負しているが。過去のこととかは…下手すれば、ここのものたちより知らない。
「(ナエも話してくれないしな…)はぁ……」
「悩んでる姿、完全にカリグラの女って感じね」
「イカついくせして、心は繊細じゃな」
「ラディッツさん…、それなりに戦士として強い方で技のセンスもピッコロさんも話されてましたがピカイチなんですけどね…」
「カリグラの事となると乙女になるのが多いのよ、無駄におとしていくから」
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