そんな偉いやつがなぜ自分を、大概呼ばれる時はカリグラがなにかやらかしたとかそういう時が多かったはずだ。
「またカリグラが何かしたのか？」
「いえ、今回はしてないと思います…ただラディッツさんに伝えたいこととかあるらしくて……」
「？、なぜオレに。カリグラに伝えた方がいいものではないのか、それは」
「オレも、そう思いますが……取りあえずと」なんなのだろうか、と思いつつ申し訳なさそうに顔を歪めて話すトランクスが少し哀れに思い仕方ないと答える。
「分かった…、行く」とりあえず話だけでもきこうではないか、それで大変なことだと分かればカリグラに話せばいい。
───
「あら、来てくれたわね！。トランクス、お疲れさま！」
「いえっ……でもなぜ、ラディッツさんを？」
「…オレも気になるぞ、タイムパトローラーの連中ではなくていいのか？。あと、なんでも出来て尚且つ仕事の早いカリグラじゃなくて」時の界王神はそれに少し顔を歪めて、彼には話しにくいのよね……と小さく話す。
「なんだ、カリグラが嫌なこととかか？」
「まっまぁ、そうともいえるかしらねぇー……それより体調はどう？。あなた、一時期崩してたでしょ」
「……何とかな、カリグラもよく見てくれていたから」花吐き病のことを時の界王神も把握していた、とは後日聞いた。それなりに己のことを気にかけてくれていたらしくて、カリグラに対してもちゃんと見てあげなさいと言ってくれていたらしい。
ずいぶんとせわやきなやつだ、とその時は思ったものだ。
「それで、話とは？」
「…簡単に言うとね、ココ最近小さい時の歪みが出てるのは知ってるわよね？」