花籠2

「…カリグラと、付き合ってるなんて……」ボーッとコントン都をまわりながらラディッツはそうやってポツリとつぶやく。
付き合ってそれなりの月日がすぎた、なんやかんやほぼ毎日抱かれてグチョグチョにされる日ばかりだ。自分も男だし、こんな歳に性の快楽を知ってしまってズブズブにつかっている。おまけにカリグラがとても絶倫なのだ、底がないのかと言いたげに何回も何回も抱いてきてはじぶんの中にだして硬さを取り戻して抱かれる。
『もう一度、いいか?』汗を垂らしながら、少し余裕なさげに言われてしまえばときめいた自分は頷くしかない。
昨夜も口付けられてから、『もう1回』と言われてなかされたものだ。
「っっ~~!」外なのに、周りにもほかにも人がいるのにラディッツは悶えてしまいうっかりしゃがんでしまう。
ああもう!、色気あるカリグラが悪い!!なんだ男なのにあの色香は!。甘くスモーキーな匂い…まさに大人の男の妖しい香り。
嗅いでしまえばクラクラとして、思わず抱いてと言いたくなるような。
「狂わされすぎだろっ……」あの病気になったせいで、自分がどれだけ彼に惚れているかもそのように病んでしまうほど思い悩んでいたこともわかったが。
今じゃこの通り骨抜きで、彼からの甘い言葉や仕草にずっとドキドキしている。
「ラディッツさんっ」物思いに考えていると、あのベジータの子供に話しかけられる。
「っなんだ急に」なにか困ってそうな、あのそのとどもりながら話してきてラディッツは眉間に皺を寄せる。
「その、時の巣の方にいっしょに来てくれませんか?。時の界王神様が呼んでて…」
「時の界王神…」ここをまとめていて、カリグラの古い知り合いの。
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