テッセンの縛り2

「…呪うなら呪ってくれても構わない、だがこれだけは聞いて欲しい。ラディッツ。」
「……なんだっ、ふるならはやくしてくれ。」
「俺は確かに皇嵐のことを愛している、アイツが…俺のラディッツのものになってる今でもな。だが、俺も俺で新しくすすまなくてはならない。」あの姉妹たちを見てそれは感じた、もう…2000年もたったのだ。伝説のスーパーサイヤ人やゴッドがでてからも。
自分も彼女も歳を重ねるわけなのだ、彼女は夫と過ごして子供までできている。
『娘たちのことをお願い』母親として、自分に伝言をするほどに。
「…俺の時は、あの時から止まっていたからな。」珍しく彼が苦笑をうかべる、あんなに…あんなに破壊神相手にも堂々とし神も悪魔も何もかもにも不敵だった彼が。
「まっ、まさかラディッツという存在にそういう感情を持たれるとは思っていなかったがな…。だから考えさせてくれ、俺がお前と付き合えるかというのもだが…そもそも俺がお前をそうやって見れるかだ。」考えてくれる、ということだろうかとおもい少し心が軽くなる。
だが、同時に…やはりかれはじぶんをそういう目で見てなかったことが分かる。それもそうだ、歳も何もかもかけ離れていたのだから。
「……わかった。」力ない声でラディッツはカリグラに返事をする。
「お前の気持ちとはちゃんと向き合うつもりだ、…そこは約束する。」今日はそこのベットで寝ろ、とカリグラはラディッツの肩を軽くポンっと叩きリビングへと向かおうとする。
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