あなたが初恋でした
原初魔族…悪魔の王と契約したと言った時は卒倒したよね。チームのみんなも兄貴の変化には驚いたけど、皇嵐様の話を聞いて…みんな納得してた。
『なんとなく、カリグラさまは恋をしたら変わる人だろとおもってたからよぉ…』みんな兄貴のこと何となくわかってたらしい、本心を除いて。
ずるいや、とおれはおもったけどただ確かに兄貴の新しい姿を見るのは嬉しかったけどね。ナエさんの方は、やっとですかと嬉々として兄貴の謀反に参加してた。ああ、兄貴は周りの人達に巡る時は前の姿でやったりしてたらしいけど…それでも雰囲気が違った。
前の刀のような剣のような鋭い雰囲気から、まさに大人の男。でもどこか魔性の魅力がある毒花のような雰囲気を持っていた。
知り合いはみな、兄貴が変わった!!と言ってたがこの性格の方がいいと面白そうだと従う人達が多かったらしい。
「さてさて、順調だ。……ちょうど今回は宴から4日目だ…、キリがいいだろ」そして兄貴は…、ベジータ王朝を乗っ取った。齢20の若造が。
おれは玉座へと座り、前を見る兄貴を見て…改めて心にケリをつけさせた。ーさようなら、初恋ーそして、こんにちは…我が一生の王(兄)ーとなった。
ま、でもそう上手く蹴りも着くわけが無い…幾年が過ぎておれはかつて仲良くしていた女と結婚した。兄貴はそれをみても、表立って嫁さんに対してあの綺麗な笑顔でおめでとうと言ってたがわかるよ。
兄貴は何も喜んじゃいない、淡々としてたことは。
「おい、あいつが何が好きだったか教えろよ。祝いの品送る時に参考にする」
「…兄貴、人の心読めるならそれで」
「仮にも愚弟の嫁の心だぞ、レディーには失礼だろ」
『なんとなく、カリグラさまは恋をしたら変わる人だろとおもってたからよぉ…』みんな兄貴のこと何となくわかってたらしい、本心を除いて。
ずるいや、とおれはおもったけどただ確かに兄貴の新しい姿を見るのは嬉しかったけどね。ナエさんの方は、やっとですかと嬉々として兄貴の謀反に参加してた。ああ、兄貴は周りの人達に巡る時は前の姿でやったりしてたらしいけど…それでも雰囲気が違った。
前の刀のような剣のような鋭い雰囲気から、まさに大人の男。でもどこか魔性の魅力がある毒花のような雰囲気を持っていた。
知り合いはみな、兄貴が変わった!!と言ってたがこの性格の方がいいと面白そうだと従う人達が多かったらしい。
「さてさて、順調だ。……ちょうど今回は宴から4日目だ…、キリがいいだろ」そして兄貴は…、ベジータ王朝を乗っ取った。齢20の若造が。
おれは玉座へと座り、前を見る兄貴を見て…改めて心にケリをつけさせた。ーさようなら、初恋ーそして、こんにちは…我が一生の王(兄)ーとなった。
ま、でもそう上手く蹴りも着くわけが無い…幾年が過ぎておれはかつて仲良くしていた女と結婚した。兄貴はそれをみても、表立って嫁さんに対してあの綺麗な笑顔でおめでとうと言ってたがわかるよ。
兄貴は何も喜んじゃいない、淡々としてたことは。
「おい、あいつが何が好きだったか教えろよ。祝いの品送る時に参考にする」
「…兄貴、人の心読めるならそれで」
「仮にも愚弟の嫁の心だぞ、レディーには失礼だろ」