あなたが初恋でした

胃にあるものがぜんぶでたんじゃないか?、というほどに。
相手が最大級の緑の光弾を放っても兄貴はそれに劣らないほどのを放ち大鷲のような狩りをするスピードで襲いかかり飛び蹴りをして地面にめり込ませてそれこそ土下座をさせてた。
でもおれたちには分からないほどのかなりえぐいほどの技のやり取りをしていたのだろ、だけど兄貴は技のやり取りでひとつも負けることなく圧勝して倒してみせた。
「ちっ!、ジャケットに砂埃がついてしまったな」瓦礫の上に立つ兄貴は誰よりも何よりも王だった。
「…圧勝したのかあの伝説に…!」王家の一族の人は恐ろしい、と兄貴の姿につぶやくとナエさんは鼻で笑ってこたえてた。
「言ったでしょ、あの方は必ず勝つと…僕らの王ですよあの人は」
「王だと!?、ナエっおまえ近衛隊の家でありながら…! 」
「これは失礼、ですがそれくらいの器量は当たり前にある若手のホープですよ」
「兄貴……」
「時間稼ぎご苦労、やれば出来るじゃねえかすこしは」おれの肩を珍しく軽く叩いて、兄貴はチームの人達のとこに行くみな兄貴のことを流石と称えてた。
おれは兄貴が触れた肩が少し暑くなる気がした。みんなもそれぞれ兄貴に一言つづ言葉をもらって、機嫌も良さそうだ。あんな激しい戦いがあった後に。
「……カリグラめ…!」でもこの時から、この時からだ。兄貴がよりベジータたちに警戒されたのは。抜きん出た才能を恐れ始めたのは。
その後もまた数年経ちスーパーサイヤ人ゴッド、という赤髪の存在が現れて王家を襲ったがまた兄貴に負けてた。神の力を持つものがたった一人の男に為す術なく。
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