永久に想う2

ただ、彼が寂しそうに見えた。出会った時はかなりの荒くれ者でその割には姿勢がスラッとしていて百合の花のようだという印象を抱いていた、歩き話す姿は曼珠沙華のようだと。
『お前が好きだ』、まさか会ってそんなにたたず告白されるなんておもわなかったが。そして彼はずっと、ずっと自分に真剣な気持ちを伝えてきてくれた自ら人をやめて……共に長い時を過ごそうと伝えてくれたり。
『お前のためなら……なんだってやろう』、騎士が姫に忠誠を誓うようにしてきたり。
「…(私もついに絆されちゃったわ)」あんなに必死にまた来られるなんて思いもしなかったから、今は彼の部屋に向かおうと人っ子一人もいない広い廊下を歩く。
ある程度広い所へと出ると転移魔法陣をだしてカリグラは最上階…自室へと転移した。歩く時間にしびれを切らしたのだろう、皇嵐はドキドキとしながら彼を見るが大きい天蓋ベットへと投げられて動揺する。
「ちょっ!、カリグラ!??」そんな動揺を露知らずなのかカリグラはかまわず皇嵐の膝へと頭をのせてきた。
顔を見れば少し照れくさそうにもしていて、耳を赤く染めている。
「…いいだろう、多少甘えても」この人は…自分を甘やかすことは得意なのに、自分からというものは慣れてないらしい。
優しく彼の綺麗な髪の毛を撫でてあげれば、微睡み始めて素直に受けている。それが人に懐かない子猫のように思えて皇嵐は優しく微笑み彼の頬に口付けた。
「ふふっ、普段は誰よりもかっこいいあなたが幼子みたいね」
「ッ、うるさいぞ……お前は今まで俺にツンケンとしてただろうその分甘やかしてもらうぞ」
「それは、あなたと私が違うからよ。……もう、懲りたわ…あなたが私をここまで追いかけてきてくれるのだから」
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