「君が語るな」
「君が語るな」
「オレとっ…!戦えぇぇぇぇーーーー!!!!!」
「……気に食わないなぁ」ぼそり、とビルスは赤目のサイヤ人……悪のサイヤ人とうたわれる男を見てその金の目を細めた。
「きみがっ、悪のサイヤ人だと語るんじゃないよ…」見た目は似ている、血のような赤だが自分が好きなあの瞳はオドオドしくも神々しさそしてダイヤモンド以上の輝きを持っていた。
ああカリグラ、僕はここまでの怒りを持つことは無かったよ……よその時空のそして悪のサイヤ人とうたわれおそらくスーパーサイヤ人ゴッドを倒したという男カンバー。君と同じ髪に、君と同じ赤い瞳。でも違う、違うんだよ。
「いいかい…?、僕の知ってる悪のサイヤ人はね…冷徹で恐ろしく剣の輝きを持つ赤い瞳を持ち黒い瞳はブラックダイヤより神々しいんだよ。力もそのように無闇矢鱈とつかわない」
「……」カンバーの狂暴な拳を捌きながらビルスはまた淡々と語る。だが、それは嵐の前の静けさを彷彿とさせて遠くから見るウイスにもその様子は伝わった。
「ビルス様……やれやれ、これだからカリグラさんにこじれてしまったお方は大変なんですよ」
「かりぐら…?、誰だそいつはウイスさん」悟空はカンバーにやられた脇腹を抑えつつウイスへと話しかける。
「……誰よりもそして何よりも世界で唯一の最強、というお言葉が似合う気高い皇帝ですよ」
「あなた達では到底及ばない、この私ですら………いいえ全王様ですら届くことの無い黒く赤い太陽のお方ですよ。一切沈むことの無い…」そう、カンバーも強くはある。スーパーサイヤ人ブルーのベジットをさばききり、圧倒する力。この惑星を崩壊させるほどの力を持つ。
封印されてもなお、だから強くはあるのだろう……だがだがそれでは沈まぬ太陽には及ばない。宇宙の悪夢には。
「何者にも及ばない、そして我が道をいきその姿は赤い彗星を思わせる……誰よりも一等星のようにいや太陽の輝きを持ち焼きつくさんとする力を持つ」
「君のようにそんなにあばれないんだよ…!、邪悪の気ごときでは到底抑えられない力と全てを滅ぼさんとするその精神。だが強い理性で飴と鞭のように使い分けて、強者を選ぶ目………その上で行う破壊という行為」
「何を語るっ!破壊神ッッ!!!!」赤黒い爪がビルスへと襲い掛かる、それを人差し指で押さえつけてビルスはすぅっと消えてカンバーを蹴り飛ばした。
「君のように乱暴に力を使わない、そしてね……孤高でありながらも周りをひきよせるカリスマ性を持つんだよ悪のサイヤ人……そして絶対なる皇帝はねっっ!」破壊玉をぶつけ、カンバーを地へと沈めんと攻撃する。だが相手はその破壊玉を受け止めつつこわしてきた、ビルスは舌打ちをしながら次の一手をぶつける。
相手も強い、楽しめはする。だが、だが違うのだ……カリグラのような恐ろしさも美しさもない。
あの精錬とされたうごき、神への舞をするかのような静かな動き。身勝手を極め、己の思う通りに動くからだ…カンバーは己の思う通りに動けるようだがカリグラのような身勝手の神のような動きはない。
あくまでサイヤ人のなかのサイヤ人なのだ、そうろくでなしの。
「皇帝……?、王のなんぞ必要ないっ!。オレは強いヤツと戦い!、潰すことを楽しみとしてるのだ!!」
『この星には宇宙にはまとめるやつが必要だ、…ベジータどもでは務まらん。俺は俺として、全てをまとめきさまらがやりきれなかったことをしてやる。……いいか、神共名を刻めそして恐れろ俺こそが唯一始まりの皇帝だ』
所詮見た目だ、そして力もちがう。あの神々しくもおぞましくも美しい紅玉の力ではない。常世の闇の光を持ち、人々を恐れさせ安心させるものでも無い。
ああ、カリグラ……君はいつになったら来るんだい?。こんなのと僕は戦いたくもないよ、君のような完全な男とやりたいんだ。
「ビルス様……そうですね、私たちが求めるあのかたではないですものね」ウイスもウイスで漆黒の髪を持ち、それを彩る紅のマントを持つ男のことを思い出した。余裕ありげの顔に絶対的自信を宿す瞳、今のサイヤ人たちとも違うまさに神と言うにもふさわしい皇帝や王という言葉にもっとも似合う男のことが脳によぎる。
あのものはかつて自分たちのことを楽しませてもくれ、恐怖というものを教えてきた。あのビルスが唯一認めざるを得ない男、と評したのだ。そして己も…、彼の行く先を見たいと強く強く思ったのだ。
「…なぁ、ウイスさん。そんなにその、カリグラって男は強いんか?」
「強いですよ、……だぁぁれもあの方には及びません。そしてあんなにビルス様の心を離さないお方も」そう、だからこそビルスはカンバーの行動に底知れない怒りを持ったのだろう。やれやれ見た目が似て、それなりに実力もあるからで彼のことを思い出すビルスもビルスだが。
目線をやればビルスは怒りの感情を顕にして破壊神の怒りを指先へと貯めてカンバーへと怒りを込めた声を出して告げる。
「やはり君のことは破壊しちゃうよ……、カンバー。その悪のサイヤ人っていう称号、最も相応しい僕の花神に返したいからね」
「オレとっ…!戦えぇぇぇぇーーーー!!!!!」
「……気に食わないなぁ」ぼそり、とビルスは赤目のサイヤ人……悪のサイヤ人とうたわれる男を見てその金の目を細めた。
「きみがっ、悪のサイヤ人だと語るんじゃないよ…」見た目は似ている、血のような赤だが自分が好きなあの瞳はオドオドしくも神々しさそしてダイヤモンド以上の輝きを持っていた。
ああカリグラ、僕はここまでの怒りを持つことは無かったよ……よその時空のそして悪のサイヤ人とうたわれおそらくスーパーサイヤ人ゴッドを倒したという男カンバー。君と同じ髪に、君と同じ赤い瞳。でも違う、違うんだよ。
「いいかい…?、僕の知ってる悪のサイヤ人はね…冷徹で恐ろしく剣の輝きを持つ赤い瞳を持ち黒い瞳はブラックダイヤより神々しいんだよ。力もそのように無闇矢鱈とつかわない」
「……」カンバーの狂暴な拳を捌きながらビルスはまた淡々と語る。だが、それは嵐の前の静けさを彷彿とさせて遠くから見るウイスにもその様子は伝わった。
「ビルス様……やれやれ、これだからカリグラさんにこじれてしまったお方は大変なんですよ」
「かりぐら…?、誰だそいつはウイスさん」悟空はカンバーにやられた脇腹を抑えつつウイスへと話しかける。
「……誰よりもそして何よりも世界で唯一の最強、というお言葉が似合う気高い皇帝ですよ」
「あなた達では到底及ばない、この私ですら………いいえ全王様ですら届くことの無い黒く赤い太陽のお方ですよ。一切沈むことの無い…」そう、カンバーも強くはある。スーパーサイヤ人ブルーのベジットをさばききり、圧倒する力。この惑星を崩壊させるほどの力を持つ。
封印されてもなお、だから強くはあるのだろう……だがだがそれでは沈まぬ太陽には及ばない。宇宙の悪夢には。
「何者にも及ばない、そして我が道をいきその姿は赤い彗星を思わせる……誰よりも一等星のようにいや太陽の輝きを持ち焼きつくさんとする力を持つ」
「君のようにそんなにあばれないんだよ…!、邪悪の気ごときでは到底抑えられない力と全てを滅ぼさんとするその精神。だが強い理性で飴と鞭のように使い分けて、強者を選ぶ目………その上で行う破壊という行為」
「何を語るっ!破壊神ッッ!!!!」赤黒い爪がビルスへと襲い掛かる、それを人差し指で押さえつけてビルスはすぅっと消えてカンバーを蹴り飛ばした。
「君のように乱暴に力を使わない、そしてね……孤高でありながらも周りをひきよせるカリスマ性を持つんだよ悪のサイヤ人……そして絶対なる皇帝はねっっ!」破壊玉をぶつけ、カンバーを地へと沈めんと攻撃する。だが相手はその破壊玉を受け止めつつこわしてきた、ビルスは舌打ちをしながら次の一手をぶつける。
相手も強い、楽しめはする。だが、だが違うのだ……カリグラのような恐ろしさも美しさもない。
あの精錬とされたうごき、神への舞をするかのような静かな動き。身勝手を極め、己の思う通りに動くからだ…カンバーは己の思う通りに動けるようだがカリグラのような身勝手の神のような動きはない。
あくまでサイヤ人のなかのサイヤ人なのだ、そうろくでなしの。
「皇帝……?、王のなんぞ必要ないっ!。オレは強いヤツと戦い!、潰すことを楽しみとしてるのだ!!」
『この星には宇宙にはまとめるやつが必要だ、…ベジータどもでは務まらん。俺は俺として、全てをまとめきさまらがやりきれなかったことをしてやる。……いいか、神共名を刻めそして恐れろ俺こそが唯一始まりの皇帝だ』
所詮見た目だ、そして力もちがう。あの神々しくもおぞましくも美しい紅玉の力ではない。常世の闇の光を持ち、人々を恐れさせ安心させるものでも無い。
ああ、カリグラ……君はいつになったら来るんだい?。こんなのと僕は戦いたくもないよ、君のような完全な男とやりたいんだ。
「ビルス様……そうですね、私たちが求めるあのかたではないですものね」ウイスもウイスで漆黒の髪を持ち、それを彩る紅のマントを持つ男のことを思い出した。余裕ありげの顔に絶対的自信を宿す瞳、今のサイヤ人たちとも違うまさに神と言うにもふさわしい皇帝や王という言葉にもっとも似合う男のことが脳によぎる。
あのものはかつて自分たちのことを楽しませてもくれ、恐怖というものを教えてきた。あのビルスが唯一認めざるを得ない男、と評したのだ。そして己も…、彼の行く先を見たいと強く強く思ったのだ。
「…なぁ、ウイスさん。そんなにその、カリグラって男は強いんか?」
「強いですよ、……だぁぁれもあの方には及びません。そしてあんなにビルス様の心を離さないお方も」そう、だからこそビルスはカンバーの行動に底知れない怒りを持ったのだろう。やれやれ見た目が似て、それなりに実力もあるからで彼のことを思い出すビルスもビルスだが。
目線をやればビルスは怒りの感情を顕にして破壊神の怒りを指先へと貯めてカンバーへと怒りを込めた声を出して告げる。
「やはり君のことは破壊しちゃうよ……、カンバー。その悪のサイヤ人っていう称号、最も相応しい僕の花神に返したいからね」
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