人であった貴方、私の為にと人をやめた貴方
なにか慣れないのかしら、と思い私は彼に質問をしてしまう。
「なにそう染めてるの、女性にはなれてないかしら?。あなたと私、孫とおばあちゃんより離れてるわよ」
「ウザイメス共には慣れてる…」
「だが、皇嵐みたいな綺麗な清廉な花のような女には慣れていない………初めてなんだよっこっちは」え、彼今何を言ってきたのかしら?。
「チッ!……これでもガキの頃からクソみてえなことはしてきたし俺に群がるメスもいた。オスもな。だがお前みたいな……純粋な白い花のようなやつはいなかった」
「随分と綺麗な例えね、それはあなたが…かなり人を見てきて人の本質を見抜く才能があったからじゃない?」
「なかなかそういうものもいないわ、あなたはそうやって拒絶しながらも人というものを分かってやってきた……神でもいないわよ。はっきり言って私は──」
「あなたが王をしたらすごいのでは、と思ったわ。こんなにもきれいでかっこいいですもの」獣のような気高さにある人としての気品の完成、その大きな体躯は人の期待や様々な思いを背負えるにふさわしい。
私が見てきた中でも王という器、全てをまとめるものとしてのが備わっている。
「王………」
「王…王………そうか、それになればてめえは手に入るか?」
「カリグラ?」突然笑い出して、どうしたの。しかもなにかぶつぶつとつぶやいて。
「ああ、こんな気持ちは初めてだぜ……なるほどなぁ~…いやだが俺のこの想いは皇嵐お前にしかやらん」
「っ!?、カリグラ!!??」何をと私が言葉を言おうとする前に封じ込めるように彼は私の口を塞いできた。その綺麗な形の唇で。
引っ張り挙げられて、足が宙を浮く。暴れようとしても彼のその強い力で取り押さえられてうまくあがけない。
「なにそう染めてるの、女性にはなれてないかしら?。あなたと私、孫とおばあちゃんより離れてるわよ」
「ウザイメス共には慣れてる…」
「だが、皇嵐みたいな綺麗な清廉な花のような女には慣れていない………初めてなんだよっこっちは」え、彼今何を言ってきたのかしら?。
「チッ!……これでもガキの頃からクソみてえなことはしてきたし俺に群がるメスもいた。オスもな。だがお前みたいな……純粋な白い花のようなやつはいなかった」
「随分と綺麗な例えね、それはあなたが…かなり人を見てきて人の本質を見抜く才能があったからじゃない?」
「なかなかそういうものもいないわ、あなたはそうやって拒絶しながらも人というものを分かってやってきた……神でもいないわよ。はっきり言って私は──」
「あなたが王をしたらすごいのでは、と思ったわ。こんなにもきれいでかっこいいですもの」獣のような気高さにある人としての気品の完成、その大きな体躯は人の期待や様々な思いを背負えるにふさわしい。
私が見てきた中でも王という器、全てをまとめるものとしてのが備わっている。
「王………」
「王…王………そうか、それになればてめえは手に入るか?」
「カリグラ?」突然笑い出して、どうしたの。しかもなにかぶつぶつとつぶやいて。
「ああ、こんな気持ちは初めてだぜ……なるほどなぁ~…いやだが俺のこの想いは皇嵐お前にしかやらん」
「っ!?、カリグラ!!??」何をと私が言葉を言おうとする前に封じ込めるように彼は私の口を塞いできた。その綺麗な形の唇で。
引っ張り挙げられて、足が宙を浮く。暴れようとしても彼のその強い力で取り押さえられてうまくあがけない。