忘却

『わなだとっ!?、ラディッツどういうことだ!!!。ここのやつらはツフルのやつみたいにできるのか!』
「カリーから聞いたことがある、ヴァルド星のやつらは特殊な能力を駆使するから非常に厄介だとな。」
『カリーか…!、やつが言うなら本当だろう。オレ様とナッパはやつらの本拠地に攻めかかる!。雑魚はキサマが片付けろ!』相変わらず無茶を言うな、とラディッツは心のなかで悪態をつく。
(カリーが言うほどだぞ!、ほんとは俺たちすら敵わない!!)ベジータは気づいているだろうが、これはなにか大きな罠でもある。
噂で聞いていたがフリーザはサイヤ人を捨てたがっていると。もしかしたらこれは…
(ヴァルド星を滅ぼすと同時に俺たちの処分か?)まさか、いやだが……ゼロではない。
岩穴から出ていきベジータたちとは反対の町に向かう。
「……いないな」戦闘力の反応はない。では、別のとこにと向かおうとすると突然まわりが囲まれた。
「見つけたぜ!、サイヤ人!!!。」姿は見えない、反応もない。しかし声が聞こえてくる。
「がはっ……!」突然大きな気弾がぶつけられて骨が折れるような音が聞こえてきた。
さらにまた、あの幻聴が聞こえてくる。
゛戦闘力が低いガキだな″、゛ラディッツ、弟は大切にするんだよ″、゛バーダックの息子のわりには弱いよな″、゛…なんだよあいつ、訓練できた星のやつら全員殺しやがったよ……!!″、゛しかも見せしめとして相手の前でこども殺したみたいだぜ…!″
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