忘却

皇嵐の声をそれはもう術で完璧に真似たチャラ男国重であった。それに気づけるラディッツもすごいが。
『何いってるの?、ラディッツ。私よ?』
「よし。殺す、お前は何がなんでも殺す。待っていろ、光のはやさで仕留めてやる」
『もう!、ヴァーチャルゲームのやり過ぎよ!。』
「わかった、お前は四肢を裂いて殺す!。今すぐにだ!!」よし戻ろうとすると嘘です!、と抗議の声が上がる。
『…もう、主ってなんっすか?。人間なのですか?、主の言うとおり国重ですよ。』
「正真正銘の人間だ。」
(いや、悪魔だろ)『……そうですかね。皇嵐様なら風呂に入ってますよ。』だから待っててくださいね、と国重が言ってくる。
「お前、覗きをしてないだろうな…?」
『あなたでもないのに、するはずないっすよ!!。』濡れ衣だ!、と大声で叫ばれてラディッツはあいかわらずうるさいやつだとため息をついてそうかと答えた。
「だがな…万が一と言うものがあるだろう。」
『そんなのあるのは…、あっ皇嵐さま』遠くから彼女の声が聞こえてくる。
「すぐかわれ、パクリ。」一瞬も間を開けずにラディッツは国重に言う。
『わかってますよ!、皇嵐さま。鬼畜変態からですよ』
「おまえっ、仕返しのように言うな!!。」
『なんのことっすかー?、はい皇嵐さま。』
『…ラディッツ?、もしもし。どうしたの?』完全にスルーされながら皇嵐とかわられる(その前に自分は国重が言うように認識されているのか)。とりあえず一息ついて話した。
「…いや、どうしているかと思ってな。」
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