永久に勝てぬ敵

無理無理、とビルスは手を振るがウイスはオホホホホ!と笑いことばをつづける。
「カリグラさんはやりきったじゃないでーすか!、あなたに勝ったこと」
「うるさいぞ!、ウイス!!。てかきみだってカリグラに勝てなかっただろ!?」
「私は天使ですからねー、…ですが万が一があるでしょ。ラディッツが、カリグラさんと同じく皇帝となる未来」あの皇嵐様を惚れさせたのですから、と告げてビルスは確かにとなる。
「…はぁ、でもそしたらボクは惑星ベジータを破壊しなかったかもね」カリグラとまた会えると思えば…、懐かしむなんぞいつぶりだろうか。
悟空と…カリグラの弟、ユリウスの生まれ変わりとあったせいだろうか。それとも、あのゴッドを見た時『楽しんでるか、ビルス』と彼に言われた気がしたからだろうか。
「…そうですねぇ、私も止めたかもしれません。万が一、の話をしても意味ないですが今回はあの人のことを思い出しましたしいいでしょ」ウイスまでもいいはじめて、ああもう!とビルスはもう一度寝転がる。
ギラギラと輝く星たちを見て、永遠に勝てぬ相手を思い出しながら。
「きみのせいだからね!、もし…また会えるようになったらまた話そうじゃないか。


最強の皇帝、そして永久に勝てぬ敵……カリグラ」
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